対 湘南 2-2

 晴れ、気温は4度。この気温が10月の朝の気温となっていくのだろう。

 土曜日に行われた試合、DAZNで見た。

 前半は、間違いなく札幌のペースだった。最後のラストパスの精度が足りなく何度もゴールチャンスを逃し続ける。得てしてこういう時に守備にほころびが出ると思ったらやはりゴール前に人数がいながら相手の最初のシュートが得点に結びつく。人数がいるため自分が係らなくてもという思いが選手にスキを生んだと思う。大切な試合ならあの時に体を投げ出しシュートを防ぐ選手が必ずいたものであるが、その必死さが画面から感じ取れなかった。

 それでもCKからジェイがゴールを決め同点に追いつくのだからコンサドーレの地力はあるのだと思う。そのあとも攻め続けるのだが、シュートは枠に飛ばず飛んでも力のないシュートと上手くいかないのはしょうがない。チャナティップ選手もこの試合は何時もより精彩は欠いていた。あの神戸戦のキレッキレのドリブルは見られなく途中で引っかかる場面が多かった。

 そしてまたもやゴール前のFKから相手の変化についていけずまたもやあれだけの守備の人数がいる中ゴールを決められる形となった。1点リードされ万事窮すかと思ったところでチャナティップ選手がシュートを決め同点に追いつくのがやっと。

 湘南は、ルバンカップ決勝まで行ったが勝てない相手ではなかった。守備がきちんとしていたら1-0で逃げ切れる試合ができたはず。それができなかったのはやはり選手のモチベーションの問題だろう。選手たちが残り試合をどういった目標をもって試合をするか、監督の指示以外に自分たちで勝つという気持ちが無ければ残り試合も簡単に勝てはしない。やはり、優勝したい、残留したいという思いが強いチームほどモチベーション高く向かってくる。


 今シーズンメンバーを固定して戦い続けてきた。試合に出られる出られないの線引きは非情である。試合に出られなければやはり試合に出られるチームに移籍するしかない。終盤に差し掛かってくるとそういったチームの選手たちのモチベーションに温度差が出てくるのは否めない。

 来季ACLの出場があるのなら現有勢力を可能な限り引き留めおく必要がある。だから今いる選手たちが来季もコンサドーレの選手であるためにはやはり3位以内を目標に戦うしかない。目指せACLである。