中国ODA

 横殴りの雨、気温は11度。高気圧と低気圧のはざまで南風が入り込み台風のような雨と風になっている。午前中にはおさまるだろうが、ちょっとひどい。

引用 朝日新聞https://www.asahi.com/articles/ASLBR33GYLBRUTFK004.html) 

日本政府が中国への途上国援助(ODA)を今年度を最後に終了することが23日、わかった。26日に北京で開かれる予定の日中首脳会談で安倍晋三首相が正式に伝える方針だ。新たな日中間の枠組みとして「開発協力対話」を立ち上げ、途上国援助などで連携を図る方向だ。

 GDPで日本より上にいる中国にODAを行うのはいかがなものかという話が数年前から出ていた。その決着がついたということなのだろう。中国経済は、このまま成長すれば世界第1位の経済大国になるのと予想されているのだから、日本が経済援助をする理由が見つからない。すごく真っ当な話である。中国に援助するならそれ以外の国に援助すべきである。


 それにもまして中国経済はバブル状態である。社会主義自由経済を少し加えたほうが国は栄えるというのは理屈的に良くわかる。個人の自由を縛りながら計画経済を実施すれば得た利益を制約なく新しい事業に注ぎ込める。さらに一部個人の資産の保有を認めるのだから巨大な富を得る人間が日本の人口ほどに存在するのだから、投資への活力は旺盛である。

 上手く回ればこれ程経済的にはメリットが大きいが、これが行き詰った時果たして国内が持つかどうかは不明である。中国の3千年の歴史の中で栄えた国は必ず亡ぶということを繰り返してきた国である。

 社会主義国家という国家を築いてまだ100年も経っていないのだからまだ国家としては生き延びることだろう。その間にどう体制が変化するか見ものでもある。