対 仙台 1-0

 霧で曇った太陽が東の空に浮かんでいる。気温は3度。


 昨日の試合、別の遊びで外出中試合が20分くらい過ぎたところで家に到着。試合をテレビで見る。

 試合の前半は、札幌が押していた。間違いなくシュート数も多くいつ得点が入ってもおかしくないできであった。しかし、相手キーパーのシュミットダニエル選手の好守に阻まれる。やはり良いキーパーが相手だと得点は入りにくい。相手にとってもそれは同様で、コンサドーレのソンユン選手も同じように好守を見せていた。

 そして大きな見せ場はやはり相手のカウンターから一対一で相手の石原選手にシュートを打たれそれが右のポストに当たり跳ね返ったところだろう。あれは、数㎝内側によっていればゴールしていた。

 試合は、前半0-0で終わる。後半は両チームとも攻め疲れから足が止まり始め打ち合いの様相を見せる。そんな時間帯で出色のプレーを見せたのがチャナティップ選手であった。見事なボールさばきと切り返しで何度となく相手選手を跪かせる。あれでシュートがもっと上手ければワールドクラスである。あまり活躍するとチームからいなくなるが、コンサドーレの選手の中でヨーロッパへ渡る候補選手の一人だろう。

 試合は、三好選手のシュートが決まり、追加点を取るというより少し守りに入ったコンサドーレの隙をつかれ相手にPKを与えてしまう。転ばせるならペナルティエリアの外でと石川選手に言いたかったが、相手の選手の体幹の強さにペナルティエリア内まで侵入されてしまった。

 PKを蹴るときは同点になるだろうと思っていたが、それを見事にソンユン選手が防ぎ、試合はそのまま終了。これで、勝ち点を3加え堂々の3位。見事というしかない。

 あと残り3つ。最終節で広島と2位争いする未来が見えてきた。それにはやはりライバルであるFC東京、浦和、そして鹿島の追撃を振り払う必要がある。

 普通、優勝が無理、残留確定が決まるとチームの目標がなくなりバラバラになるチームが多い。目標というのは非常に大切である。その点、ACLという目標が掛った分、相手の仙台よりモチベーションは高かったといえる。

 今週末の浦和に勝てば目標はぐっと近づく。そうなれば社長も金の算段に悩むことだろう。すでに悩んでいるかもしれないが。

 それにしても最終節まで勝ち続けることを願うばかりである。