医師は偉いというのは間違い

 曇り、気温はマイナス11度。今日が寒さの一時的な終わりで明日から暖かくなるようだが、寒さと温かさの変動が激しい冬になるのだろう。以前なら真冬の雨も殆ど無かったが最近はちょくちょくある。

引用 産経新聞https://www.sankei.com/life/news/181212/lif1812120002-n1.html) 

 文部科学省が実施している医学部入試の緊急調査で、同省が日本大に対し、一部の受験生を優遇したように見受けられるとして、不適切な入試運用の疑いを指摘していたことが11日、関係者への取材で分かった。日大は12日にも、入試の詳細や指摘への見解を明らかにする方向で調整しているもようだ。

 他にも調査が継続中の大学が1校あり、最終的に文科省が不適切な運用を指摘する大学は、既に自主公表した昭和大や順天堂大など8校と合わせ、計10校程度に上るとみられる。

 この問題、きちんと処罰はするべきだろう。医師不足から医師の入学定員を増やしたが結局都市部に医師が偏在し、目に見えた効果を生んでいない。またこのままいけば医師の過剰という現実が見えているのに医学部を持つ大学は、直近の状態しか見えていない。

 何が問題かといえば入学者に対する選考基準が明らかにされないまま性別や年齢、住居地、出身者の子弟などという優遇あるいは差別をしていたことである。そういった選考基準があるのならその選考基準を明らかにして選抜を行うのは入試という制度を設けているのなら当然である。

 さらに言えば、不正で入学させた学生が医師になれるのならそもそも医師の選抜に頭の良さは関係ないと言えるだろう。私立の大学の学生の何割かは国家試験前に脱落するとされている。そういった学生を養成する期間、国の補助金が使われている。無駄な投資をしていることになる。もし、卒業生の合格率が90%以上ではない大学に対して補助金を減額すべきだろう。

 私大医学部の多くは昔から裏口入学の噂が絶えなかった。今更感は当然ある。補助金を貰わず大学を運営するなら自由な選抜制度をしても許される。補助金をもらうならきちんとすべきというのが正論である。

 常々思うのは、頭が良い順番に医者になる必要は無いと思う。現役の医師の多くに本当に医師としての資格が無いと思われるのも多数含まれている。いうなれば不適格者が医療を実施しているのである。

 頭が良いから医師になるという学歴社会は否定すべきである。医師に向かない人間は、別な道に進むべきである。それがバランスというものである。