移籍

 曇り、気温はマイナス5度。

 今年も残りわずかとなった。行く年くる年という言葉が出てくる時期である。更に来年は5月に皇位継承と年号が変わるという一大イベントがあるせいか平成という言葉通りの時代だったか振り返る年でもある。

 

 そんなあわただしい歳末の中、コンサドーレへの移籍情報が続々と伝わってくる。京都の岩崎選手の発表と、駒井選手の完全移籍の発表が公式からあった。

 公式での発表はまだないが、長崎の鈴木選手と仙台の中野選手が移籍交渉を行っているということらしい。まだ公式から発表が無いので確定ではない。

 長崎にレンタルしている中原選手の動向が未定であるが、中々発表されないということはもしかすると他のクラブに行く可能性が高い可能性がある。長崎、ガンバ大阪の話があるらしいので本人がどこで自分の能力を100%発揮できるか考えているのだろう。

 その中で噂レベルであるが、鹿島の西選手がどこかへ移籍するかもしれないという情報が流れている。何の根拠も無いのだろうが、その噂の中で鹿島で長年活躍しているにもかかわらず何となく外様扱いになっているのが不思議である。

 今年は、鹿島から唯一ベストイレブンを受賞したわけだから彼の活躍は周りから見て特別だったはず、チームの中では、内田選手が復帰したことにより絶対的なピースではなく代わりの利く存在になり、SBではなくボランチやMFをやらされ何となく便利屋的に使われてしまった感じがする。鹿島にとって長年貢献してきた割には、重要視されない存在であると感じたかもしれない一年だったのだろう。

 彼も鹿島にいる途中海外移籍に個人的にチャレンジしチームからペナルティを食らってしまった過去がある。コンサドーレにいたころから海外に移籍して活躍したいという願望があったのでもしかすると海外挑戦を試みているのだろうか、残り少ないサッカー選手としての時間の中で自分が少年の時夢見た海外で活躍するということが叶うことを応援したいと思う。

 もしかすると僅かな可能性としてコンサドーレに復帰するかもしれないが、夢の実現を第一選択にしてほしいものである。