株安

 曇り、気温はマイナス3度.しかし、なれとは恐ろしいものでこのくらいの気温では寒いと思わなくなった.(外にいると寒いのは間違いない)

 

 お正月は暦の上ではまだまだ続くが、世間では明日くらいで終わりになる.次は、バレンタインデー、ひな祭りというように変わっていく.

引用 毎日新聞

https://mainichi.jp/articles/20190104/k00/00m/020/203000c

 米IT大手アップルの業績下方修正に端を発する世界的株安が、新年の東京市場を直撃した。世界経済の先行き懸念に、円高による企業業績不安が追い打ちをかけ、日経平均株価は急速に水準を切り下げている。市場は「米中の政策頼み」の様相を強めており、政府・日銀は打開策が見いだせない状況だ。

 日経平均、昨日の終値は19,561.96円となった.去年12月から下がり続けており今後も下がり続ける可能性はある.

 やはり最大の原因は、米中貿易戦争である.それにより今後の中国経済の先行きも怪しくなり、これまで購買欲旺盛だった中国の消費者も買い控えに向かうと考えられた結果と考える.それ以外にもアメリカのトランプ大統領の指導能力の欠如も大きな原因となっている.

 

 アメリカの大統領は無能でも務まることになっていた.それは、選ばれた人間が自分は無能であると認識していたからである.だから操り人形と言われたとしてもそれに従う能力があった.

 しかし、今の大統領は自分を有能と思っている.だからたちが悪い.一人が上で命令しても周りが聞き入れなければ実行できない.彼の周りから有能な人間がいなくなればたちまち機能がマヒするのことをしらない.この先は、彼のイエスマンか、漁夫の利を得ようとする輩しか集まらなくなるのは目に見えている.

 

 アメリカと中国、更に自分たちの領土を拡大しようと試みるロシア、これらに国々が勝手に自分たちの利益を求めようとすればするほど世界は混沌とする.それに対して何の武器を持たない日本は荒海に翻弄されるだけになってしまう.

 

 という訳で、今後の株価を予想すれば米中の貿易戦争が一段落するまでは、上昇は望めない.いくら日銀が株を買い支えようとしても限度がある.

 やはりここで心配なのは、年金機構の株の売り買いである.政府系の団体なのであからさまに利益確定などの売り買いをすると元手が大きいだけに目立つ.それが出来なければ年金資金は大きな目減りを抱えることになる.将来回復することを考えて売るに売れない状況が続いていくだろう.

 その回復までの時間がどれほどなのか不透明なのは間違いない.株屋は今が買い時だとラッパを吹くのは分かっているが、やはりもう少し株価が低くなるのは間違いないことだろう.そのラインが16.000円台付近ではないかと予想する.しかし、それだけ下がって日本経済がダメージを受けないはずはなく、平成の好景気はこの段になって消え去ることにならないように祈るばかりである.