北方領土

 曇り、気温はマイナス5度.強烈な風が吹き始めた.天気図を見ると北海道周辺は低気圧に囲まれ等高線も狭い状況になっている.これだもの風が強まるのは当然である.

 風が強いということは、雪が降らなくとも地面に降り積もった雪が舞い上げられ、地吹雪になる.これがずーッと続けば吹き溜まりがいたるところにでき交通障害を引き起こすだろう.この天気も明日以降まで続きそうなので生活に何らかの影響を与えそうである.

 

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 22日に予定されている日ロ首脳会談を前に、ロシアで北方領土の引き渡しに反対する声が強まっている。市民の反発の矛先は日本と交渉を続けるロシア政府に向かい、プーチン政権は神経をとがらせている。政府高官からは領土引き渡しの可能性を否定する発言が相次いでおり、交渉の行方はますます見通しにくくなっている。」

日本が、尖閣諸島竹島の領土を主張しているように、ロシアの人が北方領土に関心を示すのは当然である.広大な領土を持ちながら何故と日本人も思うだろうが、世界地図を見てしまえば(情報がロシア人にいきわたれば)そこは自分たちの国なのである.関心があろうとなかろうとそれは関係ない.日本人の多くが北方領土に関心を示していないとしても領土問題とはそういうもんなのである.

 

 いつもは使っていない場所を引き渡せと言ってきたとき、あるいは、原野商法で購入した土地が、いざ引き渡せと言ってきたとき、自分の土地だと主張したくなるだろう.それが人間の心理というものである.例えばはるか離れた北方領土を維持管理するのにどれほどの税金が投入されているか知らないのである.損得勘定では計り知れないものがそこにはある.