タイキャンプ締めくくりの試合

 曇り、気温はマイナス6度.今日は雨が降る所があるくらいの気温になるようだが、朝方の寒さは同じである.今週は、低気圧が通過するがそれでも比較的穏やかという予報であるがどうだろう.明日は荒れそうな予感がする.

 

 昨日は、タイで「2019 Jリーグ アジアチャレンジinタイ」があり、コンサドーレはバンコックユナイテッドと試合を行った.この試合、アジアカップから戻ったばかりのチャナティップ選手がキャプテンをつとめた.

 

 コンサドーレの選手の動きは重く、タイキャンプの厳しい練習の後なので守備に戻った時のよせが甘い.そのことは、解説の柱谷さんも繰り返し言っていたが、画面からもそれが伝わってきた.

 試合は、終始コンサドーレのペースで進み、丁度よい練習相手という感じであった.相手もそんな感じで試合に臨んできたのが見て取れた.

 それでも、コンサドーレが最初のPKを決めてから相手の本気度が上がるかと思ったがそうでもなく、相手も個人能力に頼った攻撃ばかりだけで組織だったプレーが無い分、危険度は低いのだが、コンサドーレの選手の守備に戻る際の足取りが重く、度々相手に決定機を与えたのは反省材料である.

 

 それでも、新戦力の鈴木武蔵選手がきらりと光るプレーを見せ、ルーカス、ロペス両ブラジル選手が良い動きを見せ、これなら使えると思わせるプレーを見せてくれたのは収穫だった.

 ただし、コンサドーレの組織だった攻撃の動きの部分はまだまだ試行錯誤のような気がする.特に新加入選手が入ったせいで、もともといる選手との呼吸を合わせるのにお互いが戸惑っている様子が見て取れた.今年加入した岩崎選手、中野選手も少しプレーの選択に考える時間が必要で、そのあたり自然と周りの動きに合わせるくらいにならないと試合では良さが出ない.

 それでも、加入して直ぐでこれ程できれば良いだろう.試合結果も5-1とケチャドバ状態で、相手のチームに悪いような気がする.

 もしかすると相手のチームもチャナティップ選手の花試合のつもりで試合に臨んでいた節もある.監督は熱かったが、選手はそうでもなかったということか.

 

 しかし、画面を通してでもコンサドーレの選手たちが生き生きとグラウンドを走り回っているのを見ると何となくほっとする.子供が運動会で活躍しているような雰囲気である.

 これで後は沖縄、熊本と移動して2月末の試合に臨むことになる.怪我無く全員が試合に臨むことを祈っている.