対湘南(A) 2-0

 曇り、気温はマイナス3度.今日も雪解けが進みそうな気配である.

 

 土曜日のJ1開幕戦、DAZNで見ました.

 

 今年もこの季節がやってきたが、今年は、W杯がないにもかかわらず日程が前倒しになり2月の開幕となった.このままいけば2月開幕は当たり前ということになりそうなけはいであるが、やはり北海道のチームにとって不利な条件である.

 何故なら1月にキャンプに入り、そのまま帰らずに3月初めまで戦うことになるからである.本拠地の練習場で練習できないのは精神的にストレスはあるだろうし、肉体的にも本当に休めないというハンディがあるのではないか.

 

 試合は、前半数多くコンサドーレのチャンスが続き、ジェイ選手、菅選手などのもう少しで得点というチャンスがありながら攻めきれなかったことが敗因である.タラレバだがもう少し運が味方してくれたなら違った展開になったのにと思う.

 

 後半、明らかに前半ためていた湘南がコンサドーレのゴールに迫ってくると、中々前への圧力を掛けれなくなり、多くのチャンスを与えてしまう.相手のミスに助けられゴールを許さなかった.その間にもカウンターで相手ゴールに迫るチャンスがコンサドーレにもあったが、最後のシュートの精度が足りずノーゴール.

 後半の後半にソンユン選手がボールをキャッチしたかと思ったらその間を抜けて相手にゴールを許してしまう.あれを止めていたら試合の行方は分からなくなったが、結局追加点を許し、湘南が2-0で勝利、開幕戦に勝てないジンクスは継続することになってしまった.

 

 試合を見てみるとやはりFWの決定力が不足していたことが原因でジェイ選手の動き出しやロペス選手、チャナティップ選手が強引に正面突破を図ろうとし過ぎな点が気になった.もう少し引いた相手に対する攻め方の工夫が必要だろう.

 

 あとやはり気になったのが、シャドーに入ったロペス選手の動きなのだが、シャドーの役をこなそうとしすぎて味方からもシャドーになってしまっていた.ジェイ選手、チャナティップ選手とのコンビネーションは、そう簡単には生まれないだろう.そのあたり時間が必要だろう.

 

 だから当初スターティングメンバ―に加わるだろうと予想されていた中野選手、ルーカス選手が先発しなかったのは、やはりコンビネーションの熟成が足りないと監督は判断したのだろう.

 

 この試合の戦いは、昨年後半の中盤のボランチがボールをキープせず攻撃の変化を見せられないという問題点が解決されないまま開幕を迎えたというところだろ.

 つくづく駒井選手の離脱は痛い.宮澤選手を一列前にあげるには、今まで守備を構築したきた過程が無駄になってしまうし、荒野、深井選手がそれをこなすのは見ていて難しそう.

 一層のこと福森選手を一列上げて、サイドバックに中野選手を入れるというのも手だが、菅選手と組むことになる左サイドの守備のほころびが出そうで怖い.

 

 次は浦和との試合がアウエーである.しかし、浦和はコンサドーレに対して恐れず前に最初から出てくるだろうかコンサドーレにとって戦いやすい可能性がある.勝つ可能性があるが大敗する可能性もある.

 開幕2連敗だとさすがにACLを目指すとは言えなくなる.次は欲張らず試合展開によっては引き分け以上を目指してほしい.