老後に来る試練

 晴れ、気温はマイナス6度.週末まで大陸からの冷たい空気が北海道には入り込み寒い日が続きそうである.暖かくなったと思って油断する人は多そう.

 

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 この件、騙されるほうが悪いという一部の論調があるが、これは、今まで善意のある者しか接してこなかったという被害者側の環境が激変していることの表れではないかと思う.

 オレオレ詐欺が現れたのは10数年前と思うが、それまで電話番号の名簿などというものは無く、そういった詐欺行為を行うものは電話帳でしらみつぶしにあたるというアナログ的手法で行っていたが、インターネットの登場で電話番号はデジタル化され更にそういった犯罪に会いやすい人の名簿まで出回るようになってきた.

 ネットで電話番号を検索すれば、ある程度の電話を掛けてきた相手の会社名がわかるようになってきた.

 そんな時代である.犯罪を犯すにも便利な時代になってきて、犯罪をやるほうも気楽にやっているのだろうと想像する.

 

 超高齢化社会の到来は現実のものになり、100歳以上の方も増える一方である.高齢者になれば、認知症に係る割合が増え、がんになる割合も増え、更にこういった詐欺犯罪に会うとなったら、高齢者で生きるというのは新しい人生の試練を受けると同一である.

 老後はのんびり幸せにというのは限られた人に与えられた神様のお恵みになってしまうのだろう.