対 鹿島 1‐3(H)

 晴れ、気温はマイナス5度.

 

 昨日は、鹿島との試合を見にドームへ行ってきた.11時15分頃にはドームに着き入場を待ったが左程待たずに入れたので、この点は、数年前より人の捌きは良くなった気がする.この日の入場は2万2千余りで結構入ったが今までは大勢の人が席取にがんばっていたのだろうが、何となく試合開始の1時間前ぐらいに来る人が増えたのではないだろうか.

 

 この日は、試合前の行事もなく淡々と試合開始を待つだけだったので売店に行きグッズを見てタオルマフラーを買ったりした.

 

 試合の方は、既に結果が出ているので詳細は省くが、相手にカウンターで先制点を許したことでゲームプランを難しくしてしまった.

 コンサドーレの攻めの重要なところは一つは相手が前に出てくれなければならないこと.ゴール前にスペースが必要である.

 もう一つは、相手を押し込める前掛の攻撃の際は、常に相手のカウンターに会う危険性が高いということである.

 この2つを上手くバランスを取り行うことで相手を圧倒できる.

 

 この試合は、やはり鹿島の守備を褒めるべきだろう.4バックでコンサドーレの5人の攻撃をきちんと押さえて見せた.その要因は、必ず数的不利になるサイドは諦め、必ず上げるセンタリングあるいはドリブルを止めると割り切り、ボールを上げられても中央の選手をきちんとマークすれば何とかなると割り切っていた.

 武蔵選手、ロペス選手、チャナティップ選手にボールが入ればきちんとマークしシュートを打たせない守備がきちんとしていた.

 1点を先制してからは、相手の攻撃をきちんと受け止めてしまいゴール前にスペースが無く、コンサドーレの選手は最終ラインの4人の間に入っているだけで裏のスペースを付けなく、仕方なくその回りでパス回しをするしかなかった.

 本来中盤にいるべきチャナティップ選手も最終ラインに吸収されていては、ボールをさばいてチャンスを作る人が荒野選手と深井選手なのだが、深井選手は守備の人として動いているのでチャンスを作るのは荒野選手なのだが、彼も縦横無尽に動く人なので結局悪い時のコンサドーレで、パスは回るが肝心のゴール前にボールを運べないという悪循環を起こしていた.

 あと得点を取るにはセットプレーなのだが、ゴール前に上げたボールのほとんどが鹿島の長身選手に跳ね返され得点の匂いがせず、後半の後半でようやく競り勝ちゴールをするのが精一杯であった.

 

 中央のボールを裁く人間が足りないのは前半のうちに判っていたはずなのに、後半も同じような攻め方をするのを見て少しがっかりした.チャナティップ選手は相変わらず前に張り、清水戦の時のようにボランチの位置まで降りてこないのは作戦変更したのだろうか?

 試合が決定したところで、深井選手に変え石川選手を入れ、宮澤選手を一つ前に挙げて鹿島の中央でボールを裁かせようとしたが、その作戦変更もすでに時遅しというところだった.

 

 やはり、攻撃時のカウンターの餌食になったのは、残念.ルーカス選手のスライディングしたボールが相手選手の体に上手く当たり運ばれてしまったのは残念だった.