年金問題

 曇り、気温は12度.昨日通過した低気圧が根室沖にあり、その影響で北寄りの風が北海道に吹き込んでいる.そのため風は強く気温も低い.

 昨日は、大雨の予報だったがそれほど激しい雨は降らずに済み、その後も何とかなっていた.丁度台風の眼に入った状態だったのだろう.しかし、低気圧の移動速度はゆっくりで今日一日寒さはこのままの状態で行きそう.

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 超高齢化社会を迎えるのは、既に10年以上前から分かっていたことである.医療技術がこれだけ進歩し、少々のことでは無くならない時代を迎えどんどん老人は増えていく.その老人たちを少子化の人たちで賄うことは今の制度では不可能なことは国民も知っていた.

 あの消えた年金問題で議論になった時、自分たちの蓄えという概念があったはずである.そのことを忘れてしまうわけがない.

 

 しかし、これを議論しないでやり過ごすことは与党自民党が幾ら選挙の前で都合が悪いとしても許されるものではない.嫌なタイミングで出たかもしれないが、否定するなら本当に大丈夫だと説明責任がある.曖昧なままでは許されるはずもない.

 しかし、相手の失点を突くチャンスとばかり追求する野党の方もねじが一本外れている.自民党の姿勢を批判するのは構わないが、もし、ここで自民党が下野して野党が政権を取った場合、年金不安が解消されるわけはないことは世間も知っていることなのに、その解決方法を示さないで批判ばかりではだれも支持しない.

 

 この年金問題は、与野党合わせて解決方法を見い出さなければならない問題である.年金がパンクし、生活保護がパンクすれば最低限度の生活の保障もできない国になってしまう.その残された時間は無い.

 

 更にそこに重くのしかかるのは、国民医療費の問題である.老人人口が増え、医療費が年々膨らみ国民負担は増えている.更に言えば先にも書いたが、医療費がかかることで寿命は延び更に医療費は膨らむ一方である.長生きはすれども生活はできないとなれば老人も働くのが普通にならざる負えない.

 

 日本国民が幸せな生活を送るために今いる国会議員は死に物狂いで働いてもらうしかない.そうでなければ存在価値が無いことを知るべきである.