年金はパンドラの箱だった

 晴れ、気温は15度.上着を着ている人がいたり半袖の人がいたりでパッと見、暑いのか寒いのかよくわからない.

 

 昨日は夜中、山形、新潟を中心とする地震があったらしいが、そのころは熟睡していたので北海道が揺れたのかよくわからない.震度は6というのだから結構揺れたに違いない.地震被害に遭われた方は今後の余震に気を付けてくださいというしかない.

 

 地震を止める方法があれば良いのだが、それをする方法が今のところない.それどころか日本の地下深くに核爆弾でも仕掛けて爆発させればかなりの確率で大地震を引き起こすことは可能ではないかと思う.何かの切っ掛けがあれば日本いたるところで地震は起きるものだと去年の北海道地震を経験して思う.

 

 

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 このニュースを見て感じたことは、自民党は下手を打ったということと同時に、年金不安は現役世代の国民の誰もが感じていることで、それを解決するには国民みんなで知恵を絞る必要があることを何故訴えないかということである.

 今回の件で自民党が下野し他の野党が政権を握った時にこの問題を解決できる知恵を持っているのかと問いたいし、本当に今いる国民の誰もが納得できる方法があるのかということになる.

 

 ハッキリ言ってしまえば、年金問題を解決するなら手っ取り早いのは税金を引き上げることである.所得税、住民税、消費税ありとあらゆる税金を上げれば解決するだろう.

 そうして集めた税金を不足するところに再配分すれば問題ない.しかし、そうすると必ず反対する人がでる.自分たちの懐は痛めず他の人の懐を充てにする人たちである.

 

 税金の代わりに国防費をゼロにすればよいという人たちもいる.そういう人たちは、今戦争が起こらないから必要ないという.もし、国防費がゼロになると信じている人は井の中の蛙である.それを実現するには、日本周辺の国全てが軍事放棄して初めて実現する.それが出来ていないのに日本だけが丸腰になって他の国を説得すれば良いというが、丸腰の相手と交渉する時に自分たちの武器を圧力として使わない国が存在するだろうか?そうするとアメリカ軍が日本にいるのだから良いというが、そのアメリカ軍さえも撤退しろという.

 昔、社会党が政権を取った時、現実路線を選択した.政権を運営する時は自分たちの軍隊を持ちたがるのは右も左も同じである.軍隊は他国の脅威の他に自分たちの体制を維持するのに必要だと知っているからである.

 

 もし、そういった解決方法もなしにこの先永遠に年金が支給されることはないことは誰もが知っている.知っているからこそ解決策が自分の支給額が減るあるいは税金が上がるということで今の為政者に対して文句を言っているだけである.

 

 この問題、国民の理解を得るには国民に痛みが必要だということである.将来的に消費税が30%になることも考えられる.自分たちが利益を得ようとすればどこかで我慢をする必要があることを国民に向かって宣言する時が来たと思う.これを最後の大仕事として取り組まなければ安倍さんの評価も地に落ちるかもしれない.