対 大分 (A) 2-1

 曇り、気温は18度.3連休となった先週末は結局良い天気には恵まれずぐずついたものだった.この先もからっとした夏空は中々なりそうにもない.そうなると日照不足での作物の生育が気になるところである.

 

 先週末行われた大分との試合、その記録を書かなければならないのだが、相変わらずフィニッシュの正確性が無くあえなく敗戦.

 このところの試合は、先制するものの失点を早々にしてしまい勢いがそがれるところである.やはり前からの守備がジェイ、ロペス、武蔵、チャナティップ各選手が並ぶと効かなくなる.せめてボールの出どころには圧を掛けてよいボールが出ないようにしてほしいのだが、下手な守備をすることで体力が奪われ攻撃に力を発揮できないという悪循環になっている.

 最終ラインの3人で相手を抑えられるほど強くはない.更に福森選手が上がった後に深井選手と荒野選手が下がるのだが、そうなると中盤を誰が止めるか不明になってしまうという状況に陥る.いくら荒野選手が体力に自信があったとしてもあれだけ動き回れば足も止まる.更に中途半端に動くため相手の選手のマークがずれてしまい守備にならないところも問題点である.

 本来なら攻撃に上がる福森選手のバックアップできる左サイドが必要なのだが、今のコンサドーレは両サイドが攻撃時に最前線まで上がるという約束で動いているためいざ相手に攻撃が移った時に自陣に戻れないのが問題点になっている.

 最近の対戦相手は、両サイドのケアを5バックにすることで対応されていて、前線の3人もゴール前に張り付く格好になってしまっている.

 更にそれがまずいと指摘されたのか、ジェイ選手や武蔵選手が下がってボールを受けるのだが、それに相手のマークが付いてこないため相手の守備にほころびができない.

 前半戦のようにシュートがぼこぼこ決まれば良いのだが、それが決まらないために苦戦していると言って良い.その流れが来ないうちはじっと我慢で過ごすしかないのだろう.

 

 夏場の体力を奪われる時期にこういった戦いを続けていれば秋ごろに故障者がまた出て、残留争いに巻き込まれる恐れも出てきた.

 今出ている選手のバックアップができる控えが必要なのだが、期待の岩崎選手が伸び悩み、更に石川選手、早坂選手も怪我勝ちで更に若手の濱選手や中村選手、檀崎選手が伸びてくれば良いのだが、抜け出す選手がいないのがさみしい.