曇り、気温は21度.蒸し暑い.

 

headlines.yahoo.co.jp

 

 この関連のニュースは、新聞を取っていない或いはテレビでニュースを見ない層を考えれば国民の半分はこの経過を理解していないのではないだろうか.

 

 そしてこのニュースを新聞で読んでいる層は、そのバランスに関しては危うい.一方的にこうであるという論調は有害である.冷静にその空気を読む必要がある.

 ネットは接する媒体により極端な表現や意見を言うものがいるため注意が必要である.中にはフェイクを混ぜ話を誇張する者も多い.情報の取捨選択ができる能力が試されている.

 

 この問題は、日本側にとって今まで緩やかながら日韓の友好を築くために交渉してきたものが、政権が変わるごとに卓袱台返しをくらいすべて御輪算になることが許せないというところから発している.

 日韓友好が深まるどころが韓国経済が潤うと同時に反日感情が高まりそれを政府が利用しているところが大きい.

 

 この問題は、普通の日本人の考えで考えていては解決できないことに気付いたところから始まっているのだろう.

 

 ここで日韓交渉が上手くいかない理由は、韓国の行動が、相手が引けば自分たちの勝ちであるというのが基本にあることである.相手に対して譲歩しながら落としどころを探ると言った日本の方式は通じない所にある.

 

 確かに相手と同じ土俵に立つ場合、判定を下す者がいなければならないが、その判定を下す者がいないし、両者ともに裁定が下されたとしても遺恨が残るものとなる.とはいっても日本の方がこれまでしてきた譲歩はしないと言ってきているだけである.

 

 ここできちんとした日韓の交渉を行うのなら、ホワイト国についての協議と徴用工問題についての日韓請求権協定に基づいた調停委員会での協議を同時並行に行うというのが正しい方法だろう.

 

 この一連の流れの中で考えるのは、文政権は今でも南北統一が実現すると信じているところだろう.南北統一に向けてアメリカ軍の存在はプラスにならないと考えているし、南北間で戦争が起きないことが保証されれば、韓国の敵は、国境を接する日本、中国、ロシアということになる.さらに言えば、敵は北朝鮮ではなく日本である.

 残念ながら北朝鮮の統一についての意思はないに等しい.北朝鮮内で反乱が起きなければこのままの状態が続くが、そう長く金体制が続かないと踏んでいるのではないだろうか.

 南北統一すれば、核兵器を装備した国として他国からの侵略を防げるし、日本に対して脅しを掛けることができると考えているように感じる.

jp.reuters.com

 この記事の最後にある、「日韓以外の複数国の代表はロイターに、複雑な歴史が絡む2国の対立に巻き込まれたくはないと述べた。」というのが他国の本音だろう.