雉も鳴かずば撃たれまい

 曇り、気温は18度.台風が近付いているようだがその影響はまだない.この分だと日中は雨も降るかもしれない.

 

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 札幌藤野に出没して大騒動になっているクマは、今朝捕獲されたようだ.あれだけ人の住むところの近くでうろつき社会生活に影響を与えるならやはり駆除も必要になる.まだ若い熊らしく人間の怖さというものを知らないで住宅地に入ってきたのだろう.あのクマにとって食べ物が豊富にある楽園のように思えただろう.

 しかし、その楽園生活も見かけだけで自分の命を奪う敵がいることを知らなかったのだろう.人間に危害を加えないとわかっているならまだ危険性は少ないが、実際はいつ何時、野生の本能を発揮してしまう可能性があるわけで人間との共存は難しい.

 

 

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 Jリーグの監督を8年間も同じチームでする人は少ない.監督はいわば試合の最高責任者でチームが連敗すれば首を切られる立場にある.だからJ1とJ2を行ったり来たりしている湘南が監督を変えなかったのは稀有のケースだっと思う.だから監督に対する歯止めがきかなかった可能性が高い.

 

 湘南のサッカーはある意味選手の能力を最大限発揮させようとする.そのため練習から厳しい指導があり、その中で生き残った選手がレギュラーとして出場しているわけである.その代わりそこから零れ落ちてしまった選手は、ある意味不幸な関係に陥っている場合がある.

 そういった落ちこぼれる選手に対してフォローしてくれるチームならまだ救われるがそういったことが無ければ選手は救われない.ある意味プロというのはそういうものでそういった環境にあるのは致し方ないと今まで思われていたはずである.

 

 しかし、世の中は変わり体罰パワハラはプロであっても許されない環境になってきた.昔いた星野仙一さんも鉄拳制裁で有名だった.その彼が中日監督でいたころに新聞で取り上げられたがまだ世間はそれを許す環境にあったが、その頃がそういった行為がかろうじて許された時期でもあった.

 

 プロ選手なのだからそういった環境に慣れる必要があるし、逆にプロの監督なのだからそういったことをせずにチームを作っていかなければならない.

 例えば、監督の意向で実力があっても試合に出れないということは良くあることで、それお広い意味ではパワハラなのだが、プロという世界では暗黙の了解でセーフとなる.

 今回、負けていても首を切られないとするとプロの世界からは少し外れた環境にあったと思われる.そのあたりがポイントで、この先湘南というチームの環境が問われることになる.