ラグビー日本代表

 曇り、気温は5度.朝方の気温としては、もう少しで冬と思わせる気温である.地球温暖化とは別に寒さは同じようにやってくるということである.

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 土曜日行われたサモアとの試合を見ていた人は多いのではないだろうか.あの試合、本来ならキックではなくスクラムを選ぶチームが多い中、やはり体格差に劣る日本は接触プレーを避けて勝とうという作戦だったのだろう.

 接触プレーではFWの体力は消耗し更にけが人が多く発生する可能性がある.そこを少なくし予選リーグを勝ち上がろうという頭脳的作戦である.

 

 他の体力に自信のあるNZなどは本当に体力で圧倒できるチームは、本当に戦車が列をなして敵陣に押し寄せるという表現が当てはまる.あのパワーの前に例えば日本代表が真っ向勝負を挑めば、ボロボロにされてしまうだろう.

 

 そして一番感心するのは、やはりあの異常な体をしている選手たちがレフリーに文句を言わないことである.普段サッカーの試合を見ている者としてそれが一番新鮮に感じる.

 サッカーの場合、判定に文句を言っても判定が翻ることはないのにも関わらず審判に詰め寄ることが多い.コンサドーレの選手は比較的大人しいが、どこのチームとは言わないが選手全員で審判を取り囲むチームは多い.あれは見ていて見苦しい.できるなら一定のルールに従うのは審判に従うのと同じと考えて行動して欲しいものである.

 

 ラグビーは昔からその伝統がある.それは、体の接触が多いためレフリーがゲームをコントロールしなければ最悪死人が出る恐れがあると選手たちも自覚しているのだろう.大けがは選手生命を縮めるだけではなく人生を狂わせるおそれがある.その点は接触プレーが少ない分怪我に対する恐怖心が少ないのかもしれないが、時折起こるラフプレーで大怪我を追うこともあるのだからその点はサッカーも見習う方が良い.

 

 13日のスコットランド戦が予選リーグ最後の試合となる.勝てば文句なし、負けてもが他の試合の結果によってベスト8に進出が決まる.

 日本開催という地の利があるが本当に日本代表は頑張っていると思う.次の試合もベストを尽くせば、日本中がラグビーを応援する環境が整うことだろう.