日韓の間にある溝

 曇り、気温は1度.どんよりとした黒い雲が空の半分以上を覆っている.今日はところにより雪になるそう.

 

 

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 このニュース、立場が違えば解釈の仕方が違うことの表れなのだろう.同じものを聴いても伝えるニュアンスが違えば情報を得る方の受け止め方も異なる.それが情報伝達の落とし穴ということになる.

 

 今回の件は、日韓首脳が10分程度の会談を行ったニュースを聞いた後であり、韓国側の態度の変化が見て取れる.

 その大きな切っ掛けとなったのは、やはりGSOMIAに対するアメリカ側からの圧力だろう.もし、この協定を破棄しないとなった場合、韓国側が一方的な譲歩を求められることになる.

 そうなった場合、GSOMIAの破棄が日本に対する報復であったため日本側が譲歩したという大義名分が必要である.今までの韓国は、日本が譲歩するのが当然だと考えておりそれが思うように行かないため態度がエスカレートしていった結果がこれである.

 もし韓国側が譲歩しなければならないとなったら韓国内の批判の矛先は大統領側に行くのは眼に見えており、大統領の罷免という結果を生む可能性が高い.

 

 だから、日本が韓国に対して行ったホワイト国から除外したことを解除してもらわなければならないし、徴用工訴訟の件も日本側が謝罪し賠償金を支払ってもらわなくては無い.

 

 しかし、今回日本側は要求をはねのけたことで混乱しているのは間違いない.今のままでGSOMIAをどうするか期限は2週間ほどに迫っておりその行方は気に係る.

 

 日本側としては、許しを願うことでもないし、是非にでもと頭を下げることでもない.今の韓国に譲歩すればするほど間違ったシグナルを送る可能性が高い.それは、韓国が強く出れば日本は引き下がるという認識である.それは絶対に避けたいことである.