来季もコンサドーレがJ1にいることの喜び

 晴れ、気温はマイナス6度.晴れているので朝の冷え込みは厳しい.

 

 JリーグもJ1は後残すところ2試合である.今季のコンサドーレは、J2への降格は無縁で終わったが、終盤の失速は来季に向けて不安材料として残ったままである.これから来季に向けた編成が始まるのだろうが、例年なら数名の選手の入れ替えがあるのだろう.何時もの年ならコンサドーレから他のチームへステップアップする選手もいたのだが、漸くコンサドーレからステップアップするのならもしかすると海外チームかなというところまでこぎつけた感がある.ただし、その部分はまだまだのところなので胸を張って言うよりは、こそっという程度のところだろう.

 

 Jリーグチームは、ヨーロッパのリーグのようにもの凄く強いチームとそれ以外というようにまだ極端に分かれていない.それでもその力の差は徐々にであるが分かれてきている.その差は選手の質を維持していけるかどうかのさである.やはり能力の高い選手を数多く保有するには、資金力が物を言う.その資金力の差が明らかになってき始めている.

 その表れは、昔の常勝チームであった磐田が今はJ2への降格寸前に居るところだろう.あれだけ圧倒的に他のチームを蹴散らしていたのに今では残留争いをするくらいまでになっている.それもやはり資金力の差で良い選手が中々集まらない所にある.

 また資金力があっても浦和のように世代交代が上手くいかなかったりして低迷しているチームもある.世代交代もバルセロナのように毎年ビッグネームをかき集め、その選手たちがチームに合わなければ次の年にはいなくなることを繰り返していれば自然と選手交代はできてくる.本当に強いチームは、一流の選手の入れ替えができるチームともいえる.

 そのようなチームは日本にはまだないが、神戸がその資金力に物を言わせビッグネームの選手をかき集めているので将来はバルセロナのようなチームになるのかもしれない.ただし、オーナーが何時までその資金をチームに注ぎ込むかで変わるので10年先は判らないだろう.

 理想は、バルセロナレアルマドリードマンチェスターユナイテッドのように伝統あるクラブチームになりその時々の資金力のあるオーナーたちが運営資金を出すというのだろう.

 

 今のところコンサドーレは野々村社長に代わった後、順調にスポンサーを集めることに成功している.この先のことは本当に判らないことばかりだろうが、何となく数年は安心だろうという気持ちがある.しかし、磐田を例に挙げたように一世を風靡したチームが長くその地位を維持するのは本当に大変である.更に経営規模的には同等かそれ以上の大宮と千葉がJ2に居るというところが資金力だけではない難しさがある.