将棋

 曇り、気温はマイナス7度.冷え込んだ.

 

 昨日は、AbemaTVで藤井聡太7段のC組1級の将棋を見ていた.結果は、藤井さんの勝利だったのだが、最後の方は寝ていて結果を今日の朝知ることになった.

 途中藤井さんが長考に入り頭を抱える様子を見て、解説の人は盛んに藤井さんを煽るような言葉を発し、さも負け試合が決まったかのように喋っていたが、相手がそれに対して長考をはじめてしまいその結果悪手と言える手を差してしまい形勢が藤井有利となってしまった.

 その後の解説が自分の予想が外れたものだからくやしがる様子がおかしかった.結局その後早早に投了してしまったのだけれど、充分逆転する可能性もあり相手に気後れしたのだろうか.

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 将棋もAIの登場でプロ棋士が負ける時代である.しかし、プロと戦うのが人間同士で有れば問題は無いだろう.しかし、AIで教育されたプロ棋士が次々と登場するようになれば将棋も変わってくるだろう.

 以前、対戦時にスマホを持ち込み不正を働いたのではないかと物議をかもしたことがあった.

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 今回の将棋もそうだが次の一手で1時間以上も長考し最善手を指せなければ負けてしまう場面では、AIの力を借りたいと思う気持ちは判らないではない.結局、不正は無かったという結論になったらしいが、もしそういった情報ツールがあればそこに嵌ってしまう可能性は常にある.

 人間は、常に悪と善の境界を歩いているようなもので、次の一歩を間違えば簡単に悪に染まってしまうものであるのは間違いない.そうでなければ犯罪は起こらないはずである.

 

 しかし、今後AIは間違いなく発達するし、それで将棋を学んだ人は、当然AIが選ぶ最善手と同じような手筋になるわけで、その領域になると今ある将棋の手筋というものは完全に過去のものになるのだろう.