この先の危険性

 曇り、気温はマイナス3度.日中もあまり気温は上がらないようである.

 

 

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 毎日、この関係のことを書いているが、中国国内のピークは来週になるのだろうか?

 

 そして、近くのドラッグストアからマスクが消えた.この動きは、石油危機の時のトイレットペーパーを思い出す.群集心理というか、乗り遅れまいとする人間行動がそういったことを引き起こす.

 トイレットペーパーがこの先品切れになる可能性が低いにも関わらず備蓄しておかなければならないという心理は、生まれ持った動物の本能を引き継いでいる結果だろう.

 

 マスクは万能ではない.今回のようなミクロサイズのウィルスは一般のマスクを通り抜ける.マスクをしていて咳をした場合、唾の拡散は防げるが、それ以上効果は無いし、マスクを四六時中取り換えなければ、マスク自体にウィルスが付着した場合、マスクが汚染源となりそれが感染の危険をもたらす.マスクは万能ではないが、安心感を与える一種のお守りのようなものである.

 咳をするとき口を手で覆うくらいのマナーが必要だし、すぐその手を手洗いする習慣も必要である.

 

 この先のことは何もわからないが、まず気を付けなければならないことは不要な外出をできるだけ避け人混みに加わらないことである.それが一番の予防法になる.

 日本で大流行は以前にも書いたが、比較的衛星的な環境が保たれているため無いと思う.

 しかし、この先の問題としてあるのは、今回流行したコロナウィルスが野生動物の中に入り込み、更に変異することだろう.動物からの感染は無いという常識のようなものは今後無いと考えてよく.コロナウィルスの感染の危険性が今回いったん収まったとしてもこの先ありとあらゆる環境で発生する可能性が出来たということは人類にとって脅威だろう.

 ワクチンの開発が急がれているが、コロナウィルスが変異を繰り返せばそのワクチンは無効になる可能性があるためインフルエンザウィルスのように毎年大流行する可能性があるのは間違いない.

 

 コロナウィルスに限らず、色々な病原体がこの先も現れることは間違いない.更に、危険なのは生物兵器の開発が簡単になったことである.犯罪を企てようとする人間は、恒久的に施設を維持する必要は無く簡易的な建物で行っても彼らに影響が無ければ実施してしまうだろう.そういった危険性もはらんだ世の中で、取り締まりができるか世界的な体制の協力は不可欠である.