人類の脆弱性

 曇り、気温はマイナス14度.今日は全道的に真冬日になるとの予報である.その理由は、北海道の上空に強烈な寒気が押し寄せているからである.今までも寒気は居座っていたのだけれども、それが南下し寒気の強烈な部分があると言うことである.

 

 毎日、新型コロナウィルスの話題が尽きない.昨日も書いたが、心配なのは医療設備が余り発達していないアフリカ、南アメリカに感染が広まることだろう.遅かれ早かれウィルスは蔓延することは間違いなくその時期に特効薬が出来ていなければパンデミックということになる.

 古くは、コレラ、ペスト、スペイン風邪と世界に蔓延した.どれもこれも人の交通があればあれほど広範囲に広まっていき、それに対する特効薬が無い場合、多くの死者を出し収束を迎える.

 その終わり方は、やはり人の免疫の獲得によるものである.免疫を獲得した者だけが生き残る世界から、徐々にその病原菌に対する特効薬が生み出され、免疫というより発生を最小限に抑えることができるようになり、それからの大流行を防いできたともいえる.

 我々の思っているより人類は脆弱な基盤に成り立っていると言える.その一つは、やはり人間の免疫が脈々と受け継げられるわけでは無いということである.更に未知のものについてはそれすらないのが現実である.

 今回のように存在が判っていてもそれに対する対策が無ければ人間は無力である.それが今後も人類の歴史に刻み続けられていくということになる.