新型コロナウィルスは、既に重症者の治療をどうするかになった

 晴れ、気温はマイナス8度.日中はプラスの陽気になるためかなり積もった雪は融けてきている.残っている雪の量は例年通りくらいだろう.

 

 今回の新型コロナウィルスの対応は、やはり早期からWHOは非常事態宣言をするべきだったと思う.もしそうしていたらこれほどまでに感染の広がりを抑えていたことだろう.

 日本も中国におもねった事と観光立国日本の一大産業を失いたくないということと東京オリンピックを是が非でも開催したいという複雑な事情が合わさって対策が後手に回ったことは否めない.後手後手に対策が回ったことで今の状況が生まれたということになる.

 

 今更小中学校を臨時休校したところで大人が働いていれば感染の抑止にはならない.大きな催し物を中止したとしても遅かれ早かれ感染の拡大は続くだろう.それは水際で感染防止が出来なかったことに尽きる.

 

 では何時までこの状況が続くかというとやはりある一定の人間が感染し、免疫を獲得した人が一定数に達するまでとなる.それまでには、ある一定数の重症化した人が発生するのは止む負えない事象になる.

 

 昔、ヨーロッパでスペイン風邪が爆発的に流行し多くの死者を出したが、その時の医療体制は今とは格段に違う.

 ごく早期の段階では、少数の感染者に留めることで流行を防ぐことが可能であるため症状が軽い人でも集団から隔離することが必要だった.しかし、既にその早期の段階は過ぎ、水際で防ぐことは不可能な状態になってしまった.

 この先、日本にできることは、重症化した人の治療に専念すべきことである.軽症者は自然治癒するに任せることになる.

 

 果たして5月までに日本人が免疫を獲得できるだろうか?