大人も休む必要がある

 晴れ、気温はマイナス11度.冷え込みがきつい.昨日の夜に10cm程度の積雪があった.

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 突然の要望になり社会の多くは冷静に受け止めているが、今この時期にこういった措置をするというのは国の防疫体制の破綻の証である.

 ここ2週間程度で厳重な対策をとらなければ日本全国に感染患者が大規模に発生する状況になっているということである.

 ハッキリ言えば政府の責任は大きいのだが、ここで政府の責任をいくら追及しても時間の無駄である.この状態が落ち着いてから政府の責任を追及すべきところである.

 

 問題は小中学校を含めた学校が休みに入るだけで感染の拡大を防げるかということである.インフルエンザ等は学級閉鎖、学校閉鎖などを行い感染の拡大を抑えることができることは実証済みである.人と人との接触回数を減らせばそこでウィルスを封じ込めることができる.それは間違いないことである.

 

 後残るは一般社会で働く大人たちである.インフルエンザは予防接種や過去の罹患経験から免疫があり、インフルエンザウィルスに免疫があるため感染拡大について歯止めが元々あるので仕事を継続していたが、今回のコロナウィルスはそうはいかない.

 免疫を持つ人はいないと考えてよいわけで、その点で一般企業も大勢が密集して仕事をする職場などは、本来なら十分な間隔をあけて空気の入れ替えができる環境を構築する必要がある.

 それができないなら子供だけの隔離だけでは不十分だろう.今回の期間は、大人も積極的に休みが取れる環境にしなければ片手落ちである.果たしてそれができるかということになる.

 

 大企業などではテレワークに移行できるところは移行してきているので、そのあたり進んで行うしかない.

 

 天皇陛下の即位の儀式で日本全体が一斉に休みを取っていた時期がある、それに倣って日本全体を休みにする必要があるのではないだろうか.