日本全体で取り組むべきこと

 曇り、気温は1度.このところ朝は1度前後の日が続いている.但し、日差しがあるので桜前線も速く到達するのではないかと思う.ゴールデンウイークは花見シーズンとなり外出が自粛されているが、人では多そうだと今から心配になる.本来なら春を感じる一番の季節なのだが、少し残念である.

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 昔の日本企業なら先を争って製造を開始しただろう.この先の売れ行きを予想して作り過ぎを嫌う構造になってしまった.それを翻すには国が大胆に投資しなければならないはずなのに動けないないのだとしたら国として生業は無い.

 マスク2枚配るよりは、はるかに有意義な使い方で、今回の方策は、株価低迷のためにまわりまわって日本郵便を救わなければならないというテコ入れの一種であると予想する.何かに紐づかなければ動かないとなるといよいよ末期である.

 確かに今から生産設備を組み立て始めたら日本なら1年過ぎてしまうだろう.もしこれが中国なら1週間で建ててしまうだろう.それは勢いのある国かこれから衰退していく国かの違いになる.その仕組みは変えられないところに来ている.

 

 今心配なことは、東京、大阪などの制限地域からの脱出をする人が増えてくることである.確かに都内にいるより北海道に来た方が入院治療できる可能性が高い.とはいっても北海道一の大都市である札幌の医療体制は脆い.この先、急増すれば院内クラスターが発生する医療機関は多いだろう.それは、やはり十分な防護体制が取れないからである.医師や看護師が感染対策をいくらしたところで病院関係者は多い.大部分の職員が注意深く行動しても針の一穴で、油断したところから感染は広まっていくだろう.

 

 それを防ぐのはやはり国民一人一人の行動に掛っている.社会的距離をとり濃厚接触を防げば感染者の増加率は抑制され医療機関で対応できるようになる.特効薬が無い今、それしか方法が無いのだとしたらそれをやるしかない.