マスコミは香港とアメリカをどう報じるのだろう

 曇り、気温は13度.気温の寒暖差は激しい.徐々に今週は天気が崩れ週末に暖かくなる.体調を崩しやすいので注意が必要だ.

news.yahoo.co.jp

 警察官の黒人に対する過剰な行為で死に至らせた件に対して多くの人が参加するデモが全米各地に広がっている.

 その行動に対してトランプ大統領はなだめる行為を選ばず、デモ隊に対して厳しい対応を行う方向に向かった.

 しかし、この行為は香港の自由を維持する運動に対して中国が厳しい対応を取っていることに対して批難していることに対して真逆の行為になるのではないだろうか?少なくとも中国の行為を批難するならせめてデモ隊の前で今後こういったことが起こらないことを約束すべきだろう.彼の目指す大統領再選戦略にマイナスになると思うが、そもそも黒人票は眼中にないのなら致し方ない.

 

 しかし、この時期にデモを行うことは、アメリカにとってコロナの感染拡大を防ぐという意味でマイナスである.更にそれが暴動につながるならアメリカの分断ということになる.これを見て中国は、中国国内の人種差別問題と同じようなことがアメリカでもあるという宣伝材料になる.

 

 アメリカと中国という大国同士の争いは見ていてこの先の結末に不安を覚えてしまう.お互いに強大な武力を持ち自分たちの力を誇示すれば誇示するほど衝突は激しいものとなる.世界の国の多くはこの時期コロナウイルスの影響で疲弊しており、この先の見通しは不透明過ぎる中でじっと見守るしかないのが現状である.

 

 香港とアメリカで同時に起きているデモに対してどちらに正義があるか、暴力的になればなるほど不透明になっていくことは間違いない.

 

 この事件について日本のマスコミの立ち位置はどちらにあるのか?国内のマスコミの一部は香港のデモについて支持するとも支持しないとも旗色を鮮明にしていないが、アメリカのこのデモに対して中国側を利する動きを見せるなら明らかに中国側から何らかの影響があるのだろうなと想像できる.日本のマスコミの報道姿勢は要注目である.