中印大衝突は起きるのか

 曇り、気温は16度.今は寒いという感じが強い.今日も日中は雨の予報で週末までは天候は回復しないようである.

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 ここ数年中国の領土拡張行動は過激化している.日本の尖閣列島周辺への海軍の軍事行動もそうだが、東南アジア周囲の海域、そしてインドとの国境あたりである.彼らは、実質支配することで既成事実化しようとしている.その行動は、所謂ガキ大将の行動と似ている.手には武器を持ち自分で線を引きここは自分の領地だと言い張る.そういった輩に何を言っても自分の倫理を振りかざし耳を貸そうとしないのが通常で、ガキ大将よりも強い大人に登場してもらうか、徒党を組んで立ち向かうしかない.今の中国はガキ大将そのものと言って良い.

 そういった輩に立ち向かうのに話し合いで解決しようとしたらガキ大将がそれに興味を失うか、彼が姿を消すのを待つしかなく途方もない時間が掛るだろう.言葉で正論を述べて通じる相手なら良いが通じない相手と話し合いをする無力さをひしひしと感じる.そういったことは、社会でも往々にあるのは誰もが経験することだろう.

 インドも中国と同様に最近力を付けてきた国である.お互いに領土を譲れば負けを認めたことになると考えているのは一緒である.今回は、投石による争いになったのだが、それが今後エスカレートする可能性も無きにしも非ずで、コロナ後の世界の混沌の走りになる可能性がある.国民の不安の高まりは政情を不安定にする.その不安定さを内向きにせず外向けにすることは支配者の常とう手段であり、所謂外に敵を作ることが国内統治のやり方でもある.

 中国の国内景気が悪くなり、不満分子が続々現れるぐらいならいっそのこと不満分子をかき集め戦場に送り込むことも一つの方法と考えるだろう.

 

 日本もそういった中国の状況や、お隣の朝鮮半島の緊張の高まりというようにのんびりとして過ごすわけには行かなくなりそうである.

 もし、世界で大きな争いが勃発すれば新型コロナウイルスがもたらす最大の災いとなるかもしれないのである.去年の今頃と比べ大きく様変わりしていく様子は、より一層不安をもたらすものである.