コロナ禍がもたらしたもの

 曇り、気温は19度.今にも雨が降りそうな天気だが、持ちこたえている感じである.

 

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  Go To トラベル事業だが、世論の反応でコロコロ変えている感があるが、それを見て更に国の政策の揚げ足を取ろうとするのはいかがなものだろうか.

 国の予算というものがあり、家庭で行うように柔軟に変えることはできないにも関わらず批判するのは正しくない.政策が変わるたびそれを執行する担当者は、気が狂いそうになっているに違いない.それで自殺しようものならまたぞろ批判が起きるのだろうが、それを引き起こしているのは国民であり、マスコミである.

 100%の国民に平等に行きわたるのが政策のコツなのだが、限られた予算の中で使う場合限度がある.平等に分配するにしてもそれで一息つけるところとそれでは足りないという方面が必ず出てくる.更にそれを負担するのは国民で、税金という名で徴収されているのである.

 

 新型コロナウィルスの重症化率は出ていないがどの程度なのだろう.以前と比べて感染力が増しているように感じるがその辺りも不明である.重症化率が低く感染力が高いのなら普通の風邪と同じである.感染しても1週間程度大人しくして治るならそれほど厳重な警戒は必要ないのだが、最初の頃のように感染したらバタバタ死んでいくのなら大変なことなのだが、そういったニュースになっていないということは、重症化率は低いのだろうか.

 本当に冬になってインフルエンザがはやるようになると医療機関はパニックに陥るだろう.できることなら自宅待機という方法が一番なのだが、そう思わない人たちは医療機関に殺到してくるのは目に見えている.今のうちに各市町村に必ず一か所以上の発熱外来の設置は必要だろう.

 国の動きは鈍く、更にコロナ過で疲弊した医療機関にその元気がない.給料の減額という話も聞くので閉院する医療機関も今年度中に多く発生するに違いない.

 コロナ禍によって、ベットの現象が自然と進むのはこの時期では最悪の結果を生むことになる.超高齢化社会に向けて医療費の削減を目指した方針には合致するが急激な変化は利用する側に負担が大きい.

 アメリカやブラジルはコロナ禍によって人口が減少することに躊躇していない.却って老人の人口が減ることを社会的な経費の削減に役に立つと思っているのではないかと疑いたくもなる.

 日本、いや世界がこういった感染症に対して相当な痛手を蒙っているのは確かで、これが収まるのに5,6年掛る予定だとしたら多くの国がデフォルトに陥るのではないかと思う.もしかすると国民の蓄えは紙くずになる可能性もある.