どちらを選択しても状況は変わらないのか

 晴れ、気温は19度.心地よい朝である.7月も残すところ今日を入れて2日、あっという間だったかもしれないし、だらだらと過ぎて行ったのかもしれない.

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 岩手で初の感染者が出たことで話題となっている.一人は関東にキャンプに行ったことが強調されているが、その経路で感染したのかもしれないため感染経路は不明ということになるのだろう.

 感染者ゼロということで岩手県民それぞれにプレッシャーがあったと思うが、この先、感染者が増加しないことを祈りたい.更に心配なのは、初めての感染者が出たことでこの人が村八分のような扱いを受けないかなということである.そういったことが起きないようにして欲しい.

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 今回の感染の広まりは、やはりクラスターが発生しやすい場所、すなわち3密の空間から始まっている.そこから感染者が地域社会に入り込み感染が広がっている状況である.

 家庭内でも感染が広まるとなれば、家の中でも3密の無い生活を避ける必要がある.しかし、言うのは簡単だが、家庭内という環境で色々なものを共有するわけで接触は避けられそうもない.この辺りの行動をどのようにするのか課題である.

 今回の感染は、やはり感染力を増した新型コロナウイルスによると考えるのが普通だろう.あれだけ重症者が増えた第一波に比べ重症者の発生が低い代わりに感染力を増している状況である.

 感染者が指数関数的に増えるようになれば医療機関は間違いなく崩壊する.重症者を集中的に見るしかなくなるが、その医療関係者が感染で業務ができなくなれば、そこでおしまいである.

 政府の最初の方針のように感染者の数の増加をなだらかにしていかなければならないのにそうはなっていない状況を変えていくしかないのだが、いつも言うように特効薬ができない限り何の手の施しようがない.

 国民には改めて3密の回避を心がけてもらうしかない.経済で滅ぶか感染症で滅ぶか悪魔の2者択一である.