曇り時々雨、気温は19度.昨日から断続的に雨が降る.今は小康状態だが、この後も時折降るようだ.

 今日は、終戦記念日である.戦後75年たち世界は大きく変わった.戦争経験者も100歳近い人たちばかりになり、戦争がなぜ起きたかを知らない人が多いかもしれない.今でも戦争の映画やテレビドラマなどが報じられるが、何故あの戦争が起きたのかを報じる番組は無い.

 それは、敗戦国の宿命なのかそれとも他の国に対する配慮なのかは知らないが、学校の社会科の授業でこの部分は時間を取らずに避けていた感じがする.善悪のどちらかを強調すればどこから批判が飛んでくるか判らないため社会科の教師は、時間切れのように昭和の歴史を必ずすっ飛ばしてきた.危険なものには近づかないという意識が勝っていたのだろう.

 

 もし本当に戦争に対する責任があり、反省をするのなら、あるいは日本ばかりに戦争責任が無いとしたら歴史教育は大切である.日本国内でそういった戦争に対する教育がないため隣国の歴史のストーリーが正しいとなる恐れがある.きちんと調べればお隣の国で行われているのは全く別の歴史が語られているのだが、時間が経てば経つほど日本人の歴史観を変えてしまう恐れがある.

 日本が良い悪いではなく正しい事実に基づいた歴史教育が行われなければこの先の日本は生末を誤ってしまうかもしれない.悪いことは悪い良いことは良いというような勧善懲悪ではなく、その時何がありどういったことがあったのかは子供たちに教えていかなければならないと思う.

 これは今日だからこそ言えることである.

 

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 話が変わるが、コンサドーレの鈴木選手がベルギー移籍のために既に現地入りしているとの記事があった.

 既に移籍は確定で本人も大乗り気でいるのだろう.これまで数クラブを渡り歩き、コンサドーレに入団したのも2シーズン前である.その時はまだUー23の代表に選ばれていただけで日本代表に選ばれるか未知数であった.しかし、ここ数年で代表に必ず呼ばれるようになりそれなりに活躍できる姿を見せ始めたばかりだった.これからどんな選手になるかという期待を胸に外国のチームに移籍するのはある意味掛けである.活躍できなければ代表での地位を失う可能性もあるからである.

 しかし、彼には代表として定着するという自信があるのだろうし、外国のチームに混じっても活躍できるという確固たる自信があるのだろう.それを外野の人間が、とやかく言う筋合いはない.当然活躍できると信じているが、ベルギーにわたってその後順調にステップアップできたのは、冨安選手と遠藤選手の二人だけで、コンサドーレと関りのある三好選手などはステップアップするかと思いきや未だベルギーのチームに所属したままである.

 ベルギーは、その上のリーグに上がるための経由地である.ベルギーで評価されプレミアやブンデスに移籍するのが絶対といって良い.ここに2年以上いるならあきらめて日本に戻ってきて欲しいのだが、それだと失敗したことになる.できるならもっと上のクラスで活躍する姿を見てみたい.