Jリーグ第10節 札幌 vs 川崎 1-6

 曇り、気温は20度.今日も暑いと予報で言っているが、朝方は涼しい.

 

 土曜日の試合、既に結果は既報なので詳しくは書かない.この試合に出場するかと思われた鈴木武蔵選手は、ベルギー移籍のために海外にいるため欠場.この試合が最後のユニフォーム姿になるかと思ったが自動的になくなり、今後、その機会はなさそうである.

 活躍すればいなくなると思ってはいたが、これまでコンサドーレで成長してきたので、その空白は大きい.できるだけ海外で活躍し、その姿をニュースでいっぱい報道してもらえると嬉しい.

 この試合で感じたことは、ミシャ式のチームで連戦を戦うには駒が少ないということである.ある程度コンサドーレで完成されたチーム戦術を理解しているのは、数多く試合に出ている選手であり、その理解力があって初めてミシャ式のゲームができる.

 相手を圧倒するパス回しと連動は、試合に出て初めて理解できる.その能力がある選手が限られているためにどうしても同じメンバーが試合に出続けることになる.

 それでもコンサドーレの実情に合わせて選手をある程度ターンオーバーしているのだが、戦術を理解していない選手と怪我をしている選手が出場できないのなら、全選手を取り換えて試合をするわけには行かない.その部分が澱のように疲れが蓄積して後半に足が止まるというのは今までも多くみられていたことである.

 今季、ミシャ式の集大成を見せると開幕前に豪語していたが、ここまででその結果を見せつけることはできなさそうである.今季の特殊性が大きく影響があるのは理解しているが、コンサドーレというチームで目的を達成しようとするなら、試合間隔はきちんとあいていなければ対応できない.その差がこの試合に大きく出てしまったのだろう.

 相手の川崎も選手を大きく変えてきていたが、やはり本当に力を発揮できるのは、レギュラーと言われる選手が出てきたときである.それまでは、コンサドーレの方に分があった.

 それでも選手の能力を見極め次につなげていくのは川崎にとって今季の試合間隔は、ベストではないだろうか.

 また今週の水曜日に試合があり、誰を試合に出すか判らないが、疲労の大きい選手は、控えに回すかベンチ外に一回してみる方が良いだろう.その後の鳥栖戦が中止になり試合間隔も空くので、この辺りの管理も重要な戦略となる.