Jリーグ 11節 札幌vs大分 1-1

 曇り、気温は23度.今日はそれほど気温が上がらないというようだが、朝から蒸す感じがする.

 

 昨日は、厚別でJリーグの試合が行われた.午後7時半という少し遅い時間からの開始となり、家でまったりとDAZNで見る.

 

 昨日は同時に鈴木武蔵選手のベルギーからの会見があり、彼の不在が本当に大きく感じた.

 試合の方は、日曜日の試合が中止になったことで選手の入れ替えは無いと読んでいたが、その通り今までの0トップであった.

 横浜FMで初めて試し、その戦術にミシャもピンと来たのだろうと思う.しかし、残念ながらその後3連敗と決定力の無さが勝利を遠ざけているように見える.

 その得点が無いことから昨日の試合は、進藤選手が積極的にゴール前に行きシュートを放つのだが、如何せん力みからかまともに当たらず得点には至らない.

 更に、得点を期待されている荒野選手も上手いタイミングでゴール前に入りヘディングをするのだが、枠に飛ばないという感じでゴールが遠い.

 得てしてこういう時は、ミスから相手に得点を決められることが多い.前半も終わるころにはコンサドーレの選手の足が止まり相手を捉えきれないところからパスミスで相手にシュートを打たれる.そのシュートは外れるがそれから何度か繰り返された相手のCKのチャンスから得点を決められてしまう.

 前半は1点ビハインドで終了.

 後半から選手を入れ替えてくるかと思ったが、交代は無く、相手がゴール前を固めるところに攻め込んでいくが相手の必死の守りで得点チャンスを決められず、交代で入ったジェイ選手もボールを収められるかと思えば簡単に競り負けるなど機能せず、ロペス選手、ドウグラス選手が入ったが上手く機能しない.

 これで4連敗という嫌な予感がしたところでロペス選手とルーカス選手のコンビネーションでシュートが決まりかろうじて引き分けで試合を終えることができた.

 きっと皆思っているだろうが、ゼロトップと言われる戦術が、極めて得点の匂いがしない点である.ここに快速の選手がいればまだしも相手が先に引いて守られてしまうとただでさえ身長の利点がないメンバーに向けてロングボールを放り込んでもシュートどころかキープもできない.きわめてみじめな攻撃になってしまう.

 ポリバレントな選手を使いどんな組み合わせでもゴールに迫れる魅力はあるのだが、最後の仕上げには一つ足りない.この部分を埋めることのできる選手がいればと思うのだが.

 相手の大分は、それほど強豪ではなく、勝利を収めるなら格好の相手だったのだが、得点を決められないばかりにズルズルといってしまった.

 一つ気掛かりなのは、チャナティップ選手が中々本領を発揮しないことである.芝生で転んだりトラップが大きすぎたりとミスが目立つ.彼の能力ならもっとシュートが打てるだろうが、どうしてもゴール前ではパスを選択する.彼にはもっとシュートを放ってほしいのだが、それができない.

 ジェイ選手も本当に良い選手なのだが、このところ後ろに下がってボール回しに参加する感じで本来いて欲しいところにポジションを取らない.色々と考えているのだろうが、難しいの一言しかない.

 ゼロトップを完成し、これがコンサドーレのサッカーであると伝統にするにはMFの選手層を厚くするしかない.