ルバンカップ 対 横浜FM 1-1(PK4-5)

 曇り、気温は21度.風が強く暖かいとは感じない.

 

 昨日は、厚別でルバンカップの準々決勝の試合があった.

 霧雨が降り、気温は20度以上あったのだが、風もあり薄着だと寒さを感じる天候だった.

厚別は、風が吹くと競技場全体で不規則な風が吹く.コンサドーレは個の風で何度も苦い経験をしてきた.相手は、この場所での経験も浅いので有利に試合を進められる地の利があった.

 試合は、一進一退だったが、コンサドーレのマンツーマンの守備が機能し相手のチャンスを遮断する.時折シュートを打たれたが何とか持ちこたえ前半を終える.

 後半、先制したのはコンサドーレだった.ロペス選手のシュートのこぼれ球を駒井選手がゴールに豪快に決めた.

 そこから少し横浜FMが攻勢を強めてきた.それを上手くいなしながらカウンターで攻めるのだが、フィニッシャーが居ない.ゴール前に攻め込んでもシュートまで持ち込めない展開が続き、相手に攻め込まれてシュートを打たれ、菅野選手が弾いたボールが相手選手の前に転がり同点弾を決められてしまう.

 そのまま同点でPK戦に持ち込まれてしまうのだが、最後の福森選手のシュートが弾かれてしまう.ボールを置いて右側に位置取りしたのだが、打つコースが制限されてしまった感じである.もう少し駆け引きがあっても良かったが素直に右に蹴ってしまった.タラレバで言えばタイミングを外す蹴り方をしても良かった.相手キーパーの読みが勝っていた.

 この試合も選手交代で迷いがあった.ドウグラス選手を入れる際、最初はロペス選手との交代を示していたが、ロペス選手が中々外に出ず飲水タイムになり結局チャナティップ選手との交代となった.

 この辺り、選手交代の杭合わせに問題があるのではないだろうか?FWを置かない作戦に変更してからFW陣は干されたと感じているのかもしれない.でも応援している側から言えば、結果を出さない選手が悪いとしか言いようがない.結果が全てだといえる.

 この試合で目立ったのは、ルーカス選手と高嶺選手である.ルーカス選手は攻守に切れの良いドリブルを見せ好機を作り出した.もう一人の高嶺選手は鋭い出足と読みで相手のチャンスをつぶしていた.シュートはへなちょこだが.もし試合に勝っていたら2人はMVPものである.

 去年の忘れ物を取りに行くはずだった挑戦はあえなく破れてしまった.道新の記事でミシャ監督は不運を嘆いていた.今季、何らかの結果を出すと生き込んでいたのに何の結果をもたらすことができなかったことは、残念なことだろう.もしかすると残り試合目標を失ったことで心も折れてしまった可能性もある.もう少し手駒がいれば結果が違っていただろう.そういう意味で鈴木武蔵選手の移籍は大きな痛手だった.