Jリーグ第14節 vs広島 0-2

 曇り、気温は23度.蒸し蒸しである.この時期、朝でこの気温はあまりない.これも台風がもたらす太平洋の熱気が理由なのだろう.昨日の夜は九州全域で強風が吹き荒れたようだが、朝のニュースでは大きな被害は報じられなかった.被害が少ないことを祈るばかりである.

 

 土曜日のJリーグの試合、厚別で行われた.夜ではなく日中なのは、北海道がこの時期ひんやりしていることを期待してのことなのだろうか.

 試合開始早々、広島のゴールが決まったと思ったらオフサイド判定で救われるというあれな展開だったが、その後広島はFWも守備に戻るといったコンサドーレの得点は許すまじという感じだった.ゴール前に人数が掛けられると、コンサドーレの選手の個の力が不足しているのか中々得点を得られない.それでもジェイ選手のヘッドでのシュートや、ルーカス選手のシュートのこぼれ球などゴールのチャンスはあった.

 そして前半、金選手が上手くカバーできたと思ったら相手に入れ替わられ倒してしまいPKを与えてしまう.そのPKを相手選手が外してくれて前半は0-0で終える.これだけボールを回すことが出来ていたのに一瞬のカウンターで危機を迎えるのは、サッカーならではである.

 後半開始から広島が前に出てくるようになった.前半ある程度フリーでボールを回せたのが一転してプレスを掛けられるようになりゴールまでボールを運べなくなる.そうしているうちに相手にパスを拾われサイドをえぐられボールを上げられると相手選手のヘディングがゴールに吸い込まれてしまう.

 その後、コンサドーレも選手を入れ替え攻勢に出るのだが、またも相手にゴール前を固められ得点を得ることができず、最後は相手にカウンターを許し追加点を奪われ万事窮す.

 これで7試合勝ち星なし.長いトンネルに入ってしまった.これを打開するには勝利するしかないという簡単なお話なのだが、その勝利を得るためには得点を決めなければならないのだが、その得点が遠い.

 今季は降格が無いのであれだが、来季に向けて希望を持たなければならない.ジェイ選手は昔のように相手をかわして得点を取るということが中々できなくなってしまった.ロペス選手は相変わらずの動きしかできず、ドウグラス選手は、いつ脱皮するのかそれとも蛹のままなのか判らず、期待の金子選手は、ゴール前の思い切りの良さがあるが壁にぶち当たっている.前線で誰か期待の若手がいればぜひ使いたいくらいだが、その期待の星が見当たらない.

 菅選手は、徐々に良いところも見せているのだが、今の戦術の中で自分の動きを周りに判ってもらうところまで行っていないようだ.シュートをバンバン打って決めてくれれば良いのだが、確変しそうで確変しないのはもどかしい.

 そして、期待の若手だった檀崎選手は、ベンチにも入らず存在感が希薄である.そのため今の状態は不明である.

 来季を見据えるなら何か希望が欲しい.それならこの連敗も許せる.