つるのさん

 晴れ、気温は23度.相変わらず気温が高い日が続いている.しかし、これも台風10号から温帯低気圧に変わった低気圧が北海道の北を、前線を伴って通過したあとは秋にガラッと変わるはずである.さらに今日の夜から雨模様になる.

 

 Twitterを自分も利用しているのだが、殆どコンサドーレ関係の記事を追いかけているのだが、たまにトレンドを見ると世の中の恥部が公開されている.

 多くの人が利用するがゆえに政治的にも利用され、トランプ大統領が使っていたり、大統領選挙の世論操作に利用されたりと、もともと気楽な事柄をネットに流すだけのものだったのが、思想的な発言が増えてきて今の状況になってしまった.

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 これがTwitterで話題になっているのだが、切っ掛けは、つるのさんが自分の畑で育てたパクチーが「日本語が喋れない」という外国人が犯人だったというtweetだった.

 この発言に色々な人が登場するのだが、つるのさんは、安倍首相にご苦労様とtweetしたりしていたので、左寄りと言われる人たちに目を付けられていたようだ.彼のtweetを監視していており、彼の発現の言葉尻を捉えようと待ち構えていたようだ.

 今回、外国人という言葉尻を捉え強引に差別につなげてきたようだ.犯人が日本人か外国人かを議論するために外国人という言葉を使ったわけではないことは明白なのだが、色々な言説を唱えながらつるのさんをつるし上げようとしたいらしい.

 その登場人物が、元新潟県知事であり醜聞で辞任した米山氏だった.更にそれに付随してそのシンパたちが沸き上がり始めた.

 実はその前につるのさんは、盗人を許したということで元は反対の方からも非難されていた経緯がある.だから今回の発言でつるのさんは色々な方面から攻撃されたことになる.

 いうなれば味方も敵も入り乱れてつるのさんを出しに自分たちの意見を披露しあう展開になったわけである.

 これを場外から眺めていて、一般人がtweetするのに抑制が掛るだろうなということである.一たび絡まれれば地獄の展開になるということが明らかになったからである.但し、有名じゃない人のtweetでこんな状況にはなることはなく、一般人のtweetに絡むのはまれなのだが、ネームバリューのある人は、発言によって多くの人に絡まれることになる.こうしてTwitterから有名人が離れていくわけである.

 

 絡む人の特徴は、いうなれば塗り壁である.他人の意見を聞き入れることはなく一方的に自分の意見を主張する.多くの人に非難されると余計燃えるようで反論を繰り返す.そして、自分の立場が弱くなるといつの間にか消えてしまう.そして、また別なところで自説を披露する.

 

 こうやって意見の異なる人たちが論争しても、誰かが勝ち負けを判断するわけではないので、非難を繰り返す人たちにとって自分の意見が多くの人の目に触れることが大事なのである.自分の意見に賛同する人が増えれば調子に乗るし、自分の方に非があったとしても認めなければそれでよいし、最後には自分のtweetを削除して終わりにすれば良い.

 彼らにとって自分の意見に賛同する者がいればそれで安心を覚え、それが何かの自信につながるようである.負けを認めないという性格は本当に幸せなことだと思うし、うらやましくも思う.