日本代表 コートジボワール戦 1-0

 晴れ、気温は5度.いよいよ明日の朝には峠で初雪ということになりそうである.これも北海道上空にある高気圧が持ち込んだシベリア寒気団の冷気によるものである.季節の移り変わりというのは自動的に進んでいく.

 

news.yahoo.co.jp

 昨日の試合、開始が夜中ということで録画しておいて朝見ようと思っていたが、夜中の1時頃に目が覚め、そのまま録画を再生しながら試合を見ていた.

 それほどにまで代表の試合を見ることはないのだけれど、元コンサドーレ鈴木武蔵選手が先発するとの情報があり、本当に先発しているか確認してみると先発だったのでそのまま見た感じである.

 試合は、ニュース通りの結果なのだが、日本の放送で気になった点は、スターシステムの移り変わりである.最近ならポルトガルに居る中島選手であり、その後に南野選手が、そして今回は久保選手が一押しの扱いになっている.その持ち上げ方が見ている方にとって嫌らしく見えるのは、やはり放送局の姿勢だろう.

 久保選手は、今所属しているチームで出場時間が少ないため話題になっているが、今日の試合を見て思ったのは、先発できない理由である.パスやドリブルの精度が以前より劣っているように見えることである.この切れがチームでも同じなら監督は使わないだろう.試合を通して良いプレーもあったが、試合開始当初の鈴木選手からの折り返しのパスを大きく吹かしたシュートなど、あれは枠に飛ばすべきである.そうでなければこのスターシステムが成り立たないからである.

 そんな久保選手でも、解説に入っていた福田さんは褒める.それに対して鈴木選手は、大迫選手と比較され、前の試合の大迫選手のプレーはそれほど良くなかったにも関わらず、絶好調の時と比較されポストプレーができない等の評価をされる.裏抜けし、シュートまで持ち込んだプレーは評価せずである.前回のカメルーン戦では、大迫選手はシュートさえ打てていなかった.

 更にポストプレーについても確かに苦手だけれど鈴木選手がボールを収めたときに周りの味方が余りにも離れすぎている.それでボールを保持するために相手の2,3人がかりの守備を突破するのは余程一流でなければ無理である.ボールを保持するには今の日本代表ではコンビネーションでするしかない.

 久保選手には手放しで褒めるくせに鈴木選手には辛らつな言葉を投げかける解説には聞いてて頭にくるものだった.

 そういうことで鈴木選手が交代で退いた後は興味を失ったのだけれども、試合は圧倒された日本代表がロスタイムのセットプレーから1点を入れ勝利する結果となった.コートジボワールがチャンスを決めきれなかったともいえる試合だったので日本代表の強さというところは見せつけられなかった.