アメリカ大統領選挙は佳境に入る

 晴れ、気温は2度.この秋最低の冷え込みとなった.放射冷却現象が効いているのだろう.予報では明日から気温が高くなるとのことだったが、今の気温からは想像ができない.

 

 アメリカの大統領選挙も終盤戦を迎えている.今の日本にとってアメリカの大統領が誰になるか大きな問題である.バイデンが大統領になっても日米関係は変わらないと言われているが、対中、対ロの政策変更はありうるわけで、対北の政策も当然今までのやり方と異なるものになっていくだろう.

 その中で、何故トランプは大統領に再選されなければならないかの解説記事がある.

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トランプ大統領を「命がけ選挙」に駆り立てる「破産」「訴追」の恐怖:杉田弘毅 | 記事 | 新潮社 Foresight(フォーサイト) | 会員制国際情報サイト

 簡単に言えば、大統領選挙で敗北した場合、トランプは破産と訴追が待っているという内容である.その中で、アメリカ国内の資産は、大きく目減りをしており相当な借金を抱えている.更にその借金の返済にロシアのコネクションを利用し、大逆転を狙っているというのである.そのロシアの核心はプーチン大統領であり、深い結びつきがあるとの記事である.

 

 この話が本当であれば、死に物狂いで選挙を戦うしかない.コロナウイルスに掛ろうが何しようが、あるいは汚い手を使おうが負ければゼロになるのだからなりふり構わない.最近の彼の演説は度を越しているのではないかと思うが、その必死さがなせる業なのだろう.人間瀬戸際に立つと空中でも何かを掴もうと必死でもがくものである.

 きっと彼にとってコロナウイルスは禍でしかなかった.本来なら何も問題なく再選できると読んでいただろう.その慢心がコロナウイルスに対して上手く対応できなかった所以だろう.

 素直に対策を取っていれば、結果的には同じだったかもしれないが国を救った大統領と讃えられたかもしれない.その瀬戸際をなぜか彼は選択を誤った.

 

 選挙結果は、来月の11月に決まるのであるが、トランプが本当に今の世論結果を逆転するなら何か大きなことが起きなければ無理だろうと思う.そういった危機を彼が作り出せるとは思わないが、その領域に来ているのは間違いない.