国産ワクチンはまだ?

 小雨、気温は1度.今日は全道的に低気圧の影響で猛吹雪に見舞われる.今の時間帯は、大嵐を予想するような状況ではないがこれから風が強まるとのことである.

jp.reuters.com

 医療従事者の先陣を切って17日からワクチン接種が始まる.今回のワクチンはファイザー社製のもので2回接種が必要である.全国民の半数以上が打つと考えても1億2千万回の接種行為が必要となる大規模なものである.

 ここで一つ心配なのは、ワクチン接種が今後の変異した物には聞かない恐れがあるとの報道である.これは当初から予想されていたことでもあり、最終的にインフルエンザウイルスと同じような過程をたどることになり、毎年のワクチン接種が必要になる可能性が高い.

www.yomiuri.co.jp

 そしてもう一つ大きな課題となったのは、日本国内の製薬会社の開発力への疑問である.当初国産のワクチン開発に名乗りを上げた製薬会社も複数あったが、その結果は何も現在のところない.本来なら国内で大流行した際に間に合っていればと思うが、小規模なもので終わっている.昨年大々的にニュースになり先行開発が話題となっていたアンジェス臨床試験も昨年6月に実施されて以降、国内での大規模な試験はこれからということである.

 既に国内では新型コロナウイルスに罹患する人数は減少傾向にあり、国内での試験は徐々に難しくなっている時でもあり、今後の進展が気になるところである.

 しかし、今後の再流行に備え国ワクチンの開発能力の維持は国にとって必須事項で、新たな未知のウイルスが世界的に大流行した際に、またワクチン争奪戦争が起きる可能性がある.それを予想して行動を起こす必要があるのは間違いない.