ジェンダーの平等

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 森前会長の発言でいっきに火が付き燃え上がった女性蔑視問題.その後任についた橋本会長がまずアッピールすべき施策として打ち出したのは「ジェンダーの平等に取り組む推進チーム」だった.世界に向けて女性会長が発信するにふさわしいものだったのだろう.

 これは想像だけれど、原始時代から男性は狩りに出て、女性は子育てするという形はあったのだろう.しかし、それは可笑しいということで男性が子育てをし、女性が外で働くという形も出てきている現代である.更にそれが進み男性女性という性別での区分けを無くすべきだという論もある.

 人は人として生まれた際に、男性と女性という性別を与えられた.それは必ずしも自分が望んだ性別ではないと感じる人もいるだろう.それが必要なのは生殖という生物を生存させるために仕組みであるからで、もし、未来の人類が人を生殖行為を行わくとも可能になるのなら男性と女性という区別はやがてなくなり生まれてくる人類は男性器、女性器という構造が無くなっているのかもしれない.その時に人類は今の人類とは異なる存在といってよいのだろう.

 未来の話は、今、語っても想像の話であって現実ではない.それでは、今の女性、男性の性差による不平等を解消できるかという話である.

 

 確かに今までの歴史の中で形作られた男性女性という社会構造は、男性側の意識が変わらなければ何時までも男女平等社会にはならない.更に女性側も女性という立場を特別視するような環境を変えていく必要が出てくるだろう.

 その問題を早急に解決するために意見を言い出すと意見の相違が生まれどうしても白黒ハッキリした解決方法を求めがちである.しかし、問題解決に時間が掛るような問題、例えば育児環境などであるが、今の社会構造的に男性が即育児休暇を取れるかといえばそうではない.そういった問題を徐々に解消していくことが大切だろう.早急に物事を解決するやり方はすっきりするだろうが、ひずみを生みがちである.

 既に社会は男女差を無くす方向に動き出している.この流れをゆり戻すことは無いだろうと思う.逆に男性側の方が男らしさを求められることに疲れているかもしれない.