札幌 Vs 山形 【厚別】

7月30日 午後2時キックオフ

厚別に着いた時は、少し曇り空であったが、その間から容赦ない日差しが降り注ぎ体感温度は40度を超えていたと思われます。
暑さにそれほど慣れていないと思われる札幌は、前半は少し押さえ気味にスタート、押さえ気味というより、山形の守備ラインがコンパクトでパスコースがなかったと言うのが正解かもしれません。
守りの方は、出場停止の西澤に代わり、田畑がボランチの位置から最終ラインに入り
ボランチの位置に、権藤が先発しました。
その守備ライン、息があっていない為か、開始早々山形の大塚にディフェンスの間を抜かれあっけなくゴールされてしまうと言う立ち上がり。
先制した、山形は、この暑さを考えて守ってカウンターに切り替えたため、札幌は、シュートを打つことさえできず、ゴール前に上げるクロスも跳ね返されるばかりでシュートらしいシュートは打てずじまい。曽田選手の最終ラインからのパスも、和波選手や砂川選手に渡らず、さらにバックラインで球回しをしているばかりで、仲間の相川選手に球をよこせと声を上げられる始末でした。
ボランチに入った権藤選手は、中尾選手が前目にいるため球が集まるのですが、アイデアが無いためバックに球を戻すシーンが多く見られました。やはり経験不足の感は否めませんでした。
前半終了して0-1で終了。

後半開始後も、山形はカウンター狙い。しかし2点目は、簡単にゴール前にクロスを上げられ、そのボールはシュートまで行かなかったのですが、山形に渡りまたもや大塚選手のゴール。これは、コースが良かった。
しかし、札幌側は、ゴール前で5,6人と人数はいるのですが、横一列に並んでしまい、大塚選手をマークする事ができずに打たれてしまいました。
オフサイドを考えていたのか、或いは人数がいるための油断か、この守備ラインが揃ってしまって失点と言うパターンばかりなので、この守備方法を少し考えないといけないのではないのでしょうか。

2点差とされ、札幌もようやくゴール前に球は運べるのですがなかなかシュートまではいけません。
そうこうするうちに、雲行きが怪しくなったと思ったら大粒の雨が降り出し土砂降りになってしまいました。
厚別は、屋根があるのがメインしかないため、午前中の晴天でカッパや傘を持たない私は下着までずぶぬれ状態になってしまいました。
その雨の中、堀井選手のパスが上手い具合に相川選手に渡り1点。今までの雰囲気はがらっと代わり札幌の押せ押せムードになったとたん、相川選手のハンド。
そして、イエロー。前半に一枚イエローゲットしていたため、レッドで退場と見ているほうはあっけに取られるだけ。

ゲームは、これで終わった感じで、新居選手も出てきましたが、以前札幌にいた古川選手が率いる山形の守備ラインの前にこれと言ったチャンスも無く終了してしまいました。

この試合、1点は取れましたが、全般的にどう攻めるのかと言う選手の考えが今ひとつ統一されていないような気がしました。これからの課題でしょう。
今回の山形も、以前は、今の札幌と対して変わらなかったのですから。
今出ている、若手の選手も、試合に出るだけで満足せず、確実にレベルアップして欲しいものです。1,2年の実績でJ2の試合に出れることは間違いなく幸運で、このチャンスを掴んで欲しい。
1,2試合の出場で辞めていく選手もこれまで多くいたのですから。

最後に、審判は不可解な判定は確かにありました。しかし、結果は結果。試合に負けたのは、90%札幌が弱かったからです。