暖簾に腕押し

暖簾を手で押しても力が通り抜けていくだけで、無駄な事という例えであるが、
口喧嘩をして相手にこうされるとこれほど腹立たしい事この上ない。
或いは余りの手ごたえのなさに終いには喧嘩をしている事に疲れてしまうものである。

偏見かもしれないが、女性に多い戦い方ではないだろうか。

こちら側が、理論的に相手の非を指摘しても、その理論と全く別な方向からこちらの理論を間違っていると言ったり、それから派生する全く別な事を持ち出して反論してくる。

それに対して、感情的になってしまうと負けである。相手は、馬鹿じゃないと言うような目で感情的になった自分を見て更に別な出来事を持ち出して攻撃してくる。

暴力なんぞ振るおうものなら、強い女性は、腕力で反撃してくるし、もし弱い女性なら涙と言う武器で反撃してくる。そうなれば完全に負けである。

冷静に、喧嘩の原因の分析を後で行っても明らかに自分に分があるはずなのに現実は、相手が非を認めなければこちらの負けである。

そこで、冷静に感情的にならず相手非を認めさせようと長時間粘る事になる。
その方法で、相手が根負けして間違いを認めることがあるが、それでも最後には捨て台詞を言われてしまう。

もし最後まで、間違いを認めない場合は、長々と喋る相手に「本当に、くだらない事にこだわる人なのね」などと言われかねない。

女性との戦いに勝つのは至難の技である。

こんな事を書いていると、いつも女性と喧嘩しているように思われるかもしれないがそんな事はありません。なるべく争いを避けるようにするタイプです。

では何でこんな事を書くかと言うと、ちらりと国会中継を見たからです。
でも、そのやり方をしているのは、男性でした。