イラクと自衛隊

3人の拘束された人たちが解放されたことを素直に喜びたい。
また、行方不明の2人が無事であることを祈ります。

再び、イラクと自衛隊についての私見を書くことにします。
日本人の人質事件をメインに持ってきてしまうと、本当に日本が取るべき行動はどうあるべきかと言う点がボケてしまうのでそこを避けて述べることにする。

今後のイラクと日本の関係を考えるんには、アメリカを抜きには語れない。
1.今後もアメリカの言うことに従う。
2.アメリカと別行動を取る。これは、日本単独で撤退する。
3.国連主導占領政策を考える。日本は協力する。
4.自衛隊は留まるが、アメリカに意見を言う。

今の日本の状況では、1なんでしょうね。

現在の状況は、日本が見えない。
確かにイラクに自衛隊はいます。ただそれはサマワで活動を行っているのはわかる。
アメリカにそれ以上の貢献は求められていないのは確かだろうが、日本の外務省は何をしているの、政府は何をしているのかが見えないのだ。

今の状況では、アメリカの都合の良い男か女でしかない。
沢山のお金と、僅かばかりの働きそれだけの状況で良いのですか。

確かにアメリカの政策が上手い具合に運び、暫定政権が立ち上がり、それが上手くいけば、中東への影響力は確保できるだろうが、今の状況は、安定政権ができるどころか内戦の様相さえ見せている。

この状況が今後も続き、アメリカが撤退するようなことにでもなれば、日本も経済を含めて中東から撤退せざる終えない立場になるかもしれない。

そうならないために、現在の状況を判断するなら、アメリカ主体の占領はあり得ないのではないだろうか。

そこででてくるのは、2番ではないだろうか。
如何に国連を引っ張り出すかが、日本の生きる道だと思う。
そこを避けて解決策はないのではないだろうか。

最後に、今回の事件で自己責任を声高に叫ぶ人が大勢いる。その叫ぶ人が皆きちんと自己責任を取っているんですかと聞いてみたい。
そう主張しているほど責任の所在を曖昧にしている人ばかりのような気がする。