「パッチ・アダムス トゥルーストーリー」

今日、NHKのBS−2でやっていた映画を見ました。

「パッチ・アダムス トゥルーストーリー」 1998年の作品で、主演は、Robin Williams

もう6年前の作品ですが、面白い作品でした。
私が気に入ったの部分は、

医療は、死を引き伸ばすのではなく、死にいたるまでの「クォリティ オブ ライフ」を手助けするものである。人はいつか死ぬ。

という事です。医療は、医師の元、患者の死を引き伸ばす事に重きを置き、死に至るまでの過程を重要視しない部分があると思う。
がん治療等の「5年生存率」などのデータがその典型である。5年生存した数をモノサシにするのが正しいとは思わない。
 
誤解を生むといけないが、全ての医療がそうだと言う訳ではない。「クォリティ オブ ライフ」を治療の根本に置いて医療を行っている施設も有ります。

そして、この話が実話に基づいたものだということに驚いてしまった。

映画でも名前が出ていましたが、ウエストバージニア州ポカホンタスにゲズンハイト・インスティテュートという無料で診察する共同体形式の病院施設が実在するそうです。

医療行う為に病院は、従業員を雇い医療材料といわれる道具、器具、そして薬を購入して行っています。当然そのためにお金を必要としています。
もし利益が出れば、従業員の報酬は増えますし、病院の規模も大きくする事ができます。その視点に目がいきがちです。
でもそれに相反するやり方もあるのだということを教えられました。実際にできるとすればすばらしい事です。

医療とはなんだろうかと考えさせられます。