blogは、情報発信の主流になるのか?

これだけ、blogがインターネットに存在し、このblogのように底辺で活動しているものも有れば、ランキングに載る様なblogは、1日に何万という人が見に来るblogもある。
 
 それぞれ、情報の持つ価値は異なっていると思う。

 blogが、情報発信の主流になれない点。

1.blogの多くが、限られた人だけで多くの目に触れられず消えていってしまう。

2.大多数のblogは、月、日毎の表示単位であり、過去の内容をさかのぼって閲覧しにくい。

3.その内容が、本当なのかウソなのか判りにくい。

 情報の信用性について以前にも書いたが、インターネット上に存在する文章は、訂正が可能である。その訂正された内容に関しても誰がいつ行ったかは見ている人にはわからない。それが明らかであっても、それを証明する仕組みはない。

 アーカイブ、或いは、個人のPCのハードディスクに存在する場合があるが、その記録が本当に訂正前の記録であると証明ができない。(インターネット上で公的にログを保存しておく仕組みがない。或いはどこかに存在するかもしれないが、存在自体が公にされないのでその信頼性は無いと考えられる。)

 それに比較して、新聞、雑誌、本などの記録物は、一度出回ったものに関して訂正機能が働かない。訂正すれば、訂正の後が残るという利点がある。

 自分もたまに、インターネット上の情報にリンクして、何かを書くのだが、それが本当に正しい情報と確認して書いているわけではない。という事は、大元の情報が正しくない可能性もある。また、伝言ゲームの様に、引用され続けていけばいつの間にか、情報が変容するかもしれないのである。

 blogが、情報発信の主流となるための要件は、どこにあるか。

 1日に、どのくらいの数がアップされているか分からないが、その中から真の情報的価値があるblogを拾い上げるシステムが必要である。
 誰が、その情報に価値があるのかを判断するのかという問題があるが、多くのblogの中の情報がネットの底に沈んでしまう前に取り上げることが必要がある。その仕組みとして、アンテナあるいはRSSなどはその道具であるのは間違いない。

 情報の大海で大粒の真珠が入ったアコヤガイを拾い上げる海女さんが登場或いは作り上げる事ができればblogが情報発信の主流になれると思う。
 
 とりあえず、自分専属の海女さんが必要である。