年の瀬の話題

残すところ、今年も後3日になってきました。
といっても新しい年になったところで何が変わるというわけではありません。

 年を越すという話題において記憶に残るものといえば、2000年問題の12月31日を思い出します。あの時は、メーカーやそれを使用している人にとって一種のお祭りだったのかもしれません。
 時計の針が、0時を指すと同時に世界が一瞬で消え去るように感じて待っていたのに何もおこらずにいつも通りの一日が始まっていました。
 あの準備は、一体なんだったのだろうと思うほどあっけなかった一瞬でした。お祭りならお祭りらしく、何かすごい出来事が起これよと思いました。

 2004年の年末は、スマトラ沖の大地震が記憶に残る出来事になりました。新潟といい今回の地震といい、自然の中に人間が暮らしているのだなと改めて認識させられました。災害にあわれた皆さんには心からお悔やみ申し上げます。

 でも、自分が小学生の頃雑誌に載っていた、人類は、未来には自然をも制御すると言ったばら色の夢を信じていた者にとって、今の現実が少し寂しい気持ちがします。

 2005年の1月1日が、世界にとって、いつもの時間が過ぎていくように、自分の直ぐ近くで事が起きない限り自分の日常は続くのだという事なんですね。そんな大事件はおきないほうが良いに決まってますけど。