ライブドアの話

ライブドアとフジテレビの争いに対する既存メディアと世間一般の好みが端的に現れている。

堀江社長がニッポン放送の株を買ったという報道からはや1月経とうとしている。この間の既存のメディアの報道は、新聞、TVを含めて自分の村に突然訪れた流れ者のような扱いである。もしかしたら正義の味方であるかもしれないし、もしかしたら悪人かもしれない。その不気味さにたいする興味本位の報道姿勢と言うのであろう。

その感覚を、世間一般が持っているかというともう興味の対象は他に移っている。まだ興味を持っているのは、業界の人たちだけでしょうというのが傍目から見えてくる。

図らずも堀江社長が言っていた、インタラクティブな双方向の情報交換を行えばどのニュースを大衆が望んでいるかがわかる。という方法論につながってくると思う。

今、テレビはデジタル放送への切替といっているが、それは考えとして古いかもしれない。これだけ世間に広がったインターネットを使用すればTVの電波放送自体が必要でなくなってくる。テレビ放送が映画やアニメと同じレベルのコンテンツの一つにしか過ぎなくなったとしたら、デジタル放送への切替は、大いなる無駄である。