コンサドーレ(少し精神的に落ち着いたので)雑感

前のエントリーの続き。

 1.補強の是非
 今、補強が必要か?或いは出来るか?
 私は、関係者じゃないのでサポーターの妄想と覚悟してください。

 今季、J1に上がるかまたはそれに近い成績を残すためには絶対的に補強は必要である。FW1枚、MF1枚。これには条件があり、つれてきた2人がJ1クラブの外国籍選手並の実力を持っていること。あと、チームに戦術的にフィットする必要がある。
 
 これは、非常に難しい問題である。今までの歴史の中で、ペレイラ、バルデス、マラドーナ、エメルソン、ウイル等のあたりに恵まれてきたが、最近は外れが続いている。今の確率的には5割位だろうか?
 もしその賭けに負けた場合チームはどうなるかが心配である。当分J2で我慢するしかなくなるだろう。また財政的にも厳しい状況になるだろう。逆にそれに耐えれる体力があればこのような状況にはなっていなかったと思える。

 補強をしない場合、今年も下位グループ或いは良くて中位グループにいけるかもしれないが、大化けはしないと思う。
 そしてこれが大切なのであるが、今いる選手は本当に成長するのだろうかという疑問である。磨けば光る選手も中にはいるだろうが、光るまでには2,3年掛かりそうである。すると2、3年待てば素晴らしいチームができるかと言えばその間に他の選手が入れ替わりまた新しい選手が入ってきてまた作り直しといった作業の繰り返しになる可能性がある。

 2.今の札幌の選手はそんなに下手なのか?
 
 J1,J2の選手の質に違いがあるかといえば、日本選手に限って言えば、レベルはそう変わらないと思う。ただ、違うのは「サッカー感」の違いなのかもしれない。
 「サッカー感」とは造語だが、説明すれば、どこにボールが出、どこに選手が走ってくるのかが瞬間に判断を下せる能力のことと理解してもらえばよい。
 その「感」は、一流のチーム、或いは一流の選手と一緒にプレーする事でしか身につけない或いはそれ以外では時間がかかるものといえるだろう。
その中にいれば全ての選手が身につくものではないが、それを備えていれば開花するといった類のものである。
 札幌の選手が全てそうでないと言うのではなく、その環境に今までいなかったともいえる。その現われとして、一流のプレーを見てきた、池内、西嶋、加賀が入って直ぐレギュラーになれたことが証明している。彼らとて元いたチームではレギュラーではなかったのである。
 1に戻ってしまうが、身近に一流の技術を持つ選手が存在する事が若手にどんなに必要か考えて欲しい。


 結論から言えば、補強は必要である。それも一流の技術を持った選手が必要である。それが無理なら、J1で通用するチームを作るのはあきらめたほうが良いだろう。この現状で出来る到達点はJ1下位、J2上位で行き来するチームを作るのが限界だと思う。
 
 どちらにしても、お金が無いチームにとって選択の幅は限られているのは間違いない。