道路公団とドラゴン桜

私が小学生の頃、学校の先生は、我々に、人生清く正しく生きていくことを教えてくれた。
 しかし現実は、清く正しく生きることが人生の勝ち組みにならないことを教えてくれる。

 ドラゴン桜の教師は、東大を出ることが人生の勝者になると説く。確かに今回、道路公団の副総裁は東大出であった。

 この人は、たまたま捕まってしまっただけで、今まで美味しい思いをして人生を生きてきた人は何人も居るのだろう。

 結論は、ルールを作る側に居ることが人生を有利に生きることができるということを証明したようなものである。ルールを守らされる側は、自分の進む道をさえぎられるばかりである。そして、戦争など起きようものなら鉄砲玉のように死んでいくのである。

 そして、その時代が長く続くと今回のように息抜きのように、特権階級の誰かが生贄になるのだろう。それで上手くバランスを取っているのである。

 断っておくが、当然私は東大卒ではない。当たり前であるが、平凡な人生を送っている。もう少しすれば人生の下り坂を生きることになる。