札幌vs仙台

真夏の厚別で行われた、仙台戦、立ち上がりお互いに相手の様子を見ながらゲームを進める。やや仙台のパスがつながりはじめ6:4で仙台優勢か。
 
 仙台の攻めは、前回の時もそうであったが、パスアンドゴーというか、攻め上がりのチーム全体の押上が見事である。ただこの気温、このままでは後半足が止まりそうな予感。対して、札幌。前線の相川選手、デルリス選手に中々良い球を供給できず苦しい攻めが続く。
 仙台は、FWの大柴選手に上手くボールを集め惜しいチャンスが続く。

 後半、札幌のペースで始まる。仙台は、スタミナを考えて引き気味なのか。
 後半半ば、仙台はシュエンク選手が交代で入ってくる。そして、FK。その交代で入ったシュエンク選手にヘッドで1点を入れられる。
 
 ここで、札幌は、石井選手、中山選手を投入。1点差を守るために仙台は、時間を使い、札幌の攻撃の時は、ゴール前に選手を集めてこのまま勝ちを狙い始める。ただし、疲れか、札幌側にフリーで球を持たせてくれる。そこで、元気な石井選手が左に切り替えて強烈なシュート。それがポストに跳ね返りつめた中山選手がシュートで同点。
 ここからは、札幌の勢いがつき、CKから、影のチーム内得点王の池内がヘッドで逆転となるゴール。後は、試合時間を進めて見事な勝利を上げる。

 試合としては、仙台に1点差で逃げ切られるかというゲームだったが、前回の試合と比べ勢いが落ちてきている。J2は、中断期間が短いためスタミナ勝負となるため、控えの質が高くないと中々連勝できない。今後も札幌は、厳しい戦いが続くと思うが、この1勝は、福岡が引き分けたため大きい勝ちである。この様な試合を拾っていけるチームになったというべきだろう。