御用納め

年の瀬も迫り、御用納めが済んだ、或いは今日、そしてそんなもんねーよなど色々な方がいらっしゃると思われます。

 御用というと、捕り物帖等の時代劇を思い浮かべる人は、私と同年輩かもしれません。

 意味は、国語辞典などを調べれば、お上の仕事とか、御用聞きの御用のようにお客様に対して用事を伺うといったへりくだった聞き方を意味します。

 この意味で言えば、御用納めは、官庁とか役所関係の仕事を納める用語でしたが、今では世間一般に会社の仕事を年末の仕事を終える言い方にも使われるようになりました。

 大晦日や正月もそうですが、年末の1日と、正月の1日が劇的に変わる事も無く、時間は平等に過ぎていくはずなのですが、年が変わる、お参りに行くといった、行為をする事で今までの出来事をリセットする意味合いが強い慣習です。

 この一年、色々な出来事があり、個人にとっても辛い事があったかもしれませんが、この年末から正月にかけて、心を切替、リフレッシュさせて次の年を迎えたいものです。

 でも、悪い事をした人は、そう簡単にリセットしてくれないと思いますので、罪を反省し、今後悪い事をしないように願いたいものです。